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英語が話せるようにならない要因②:インプット不足、アウトプット不足

こんにちは!Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。英語の勉強は中学から始めましたが、自分なりに工夫して、英語力を高めてきました。TOEICは915点、会社員時代はグローバルに働いていました。

本日は、英語が話せるようにならない要因シリーズ第2弾です。前回は、日本語を英語に直訳しようとすることが、英会話の障害になっていることを説明しました。

今日は、「直訳うんぬんの前に、そもそも英語を使う機会がありません。故に話せません。」という大人の方向けに、書いていきたいと思います。

そもそも英語を使う環境にいない

日本で暮らしている限り、英語を使いたくても実践の場はほとんどありません。つまり、アウトプットの練習する機会がほとんど無い訳です。そんな状況で英語が口からスラスラと出てくるわけがありません。

英語が話せるようになるには、アウトプットの練習が必要です。

中学生時代を思い出してください。昔の英語の授業は、文法や読解中心ではありませんでしたか?会話練習ってそんなにしませんでしたよね。自由英作文を書かせることもあまり無かったように思います。

まして、ALTの先生は年に1週間ほど来てくれるだけ。「外国の方だわ!」と思うだけで緊張してしまいましたよね。。。

今の子供ほど恵まれた学習環境ではなく、アウトプットの練習がほとんどなかった大人世代は、英語が話せなくて当たり前です。

そもそもインプットは十分?

アウトプットの練習について説明する前に、まずはインプットの話から。

そもそもある程度の語彙力があり、英単語の発音が出来なければ、英語は話せません。最低限の英文法を知らなければ、言いたいことを英作文することもできません。まずはインプットは十分か、簡単な英文法を理解しているかチェックしましょう。

ピースの綾部さんもこのケースだったようで、渡米されてからしばらく苦労されたみたいですね。

英作文が難しく、インプットが足りないかなぁと思う場合は、中学生向けの単語帳で語彙・発音を確認すると良いと思います

また、中学の英文法も再確認しましょう。文法の復習には、学研プラスの「ひとつひとつわかりやすく」シリーズがおススメです。中学3年間分が一冊にまとまっているものものありますが、文法がかなり苦手という場合は、学年別の方が分かりやすと思います。

なお、中学の教科書は安価に入手できますが、自習向けではありません。市販の教材を購入した方が良いです。

英作文でアウトプットの練習をしよう

インプットが十分な場合は、アウトプットの練習あるのみです。

英会話が苦手と感じてしまう要因の1つに、「英作文は出来ても、それに時間がかかってしまう」ことがあげられます

会話は、瞬時に言いたいことを英語にしないといけません。作文に時間がかかっている様では、会話になりませんよね。

英作文に時間がかかってしまう場合は、ライティングの練習を沢山して、瞬時に英作文出来るようにトレーニングすると良いでしょう。

とはいえ、ライティングの練習など、よほどの情熱が無ければ三日坊主で終わってしまいます。

そこで、ライティングのある検定試験(英検3級~2級, TOEIC Speaking & Writing Testsあたりでしょうか)を受験するのもおススメです。受験のプレッシャーを利用して、英作文の能力を高めましょう。

そこまでしたくない、、、という方は、瞬間英作文の問題を出している動画があるので、YouTubeで探してやってみて下さい。結構面白いですよ。

あとは実践あるのみ

「簡単な英単語も発音も英文法も理解した(インプットOK)、簡単な英作文も瞬時に出来る(アウトプットOK)、だけど話すとなると話せない。」そういう方は、実践あるのみです。

今時、オンライン英会話でネイティブスピーカーと簡単にお話しすることが出来ます。とにかく、場数を踏んで、話す練習をしてみて下さい。

「いきなり日本語が通じない人と話すのは難しい」と感じる方は、日本語も話せるバイリンガルの先生がおススメです。日本語で解説してくれるので、日本語が分からない先生から習うより効率が良いですよ。

お金をかけずに実践経験を積む方法

オンライン英会話にお金をかけたくない場合は、心の中でネイティブスピーカーと会話するのもおススメです。私は「妄想英会話」と読んでいます。笑

こうやって文字にするとかなり怪しげですが(笑)、私は通学の電車内でよく、今日あった面白い事などを、アメリカ人の友達に心の中で話していました。

その時、「あ~これって何ていうのだろう」と思ったら、スマホで調べていました。私はずっとALC英辞郎を使っています。広告が少々邪魔ですが、例文が沢山出てくるので、単語の使い方が良く分かります。

妄想英会話は、実際に誰かを煩わせることなく、瞬間的に英作文をするトレーニングができます。また、語彙も苦労せずに増えます。そして楽しいです(私だけでしょうか)。

ある程度実戦経験のある方向けの練習方法かと思います。

おわりに

英語が話せるようにならない要因は沢山あると思いますが、やはり日本に住んでいると英語を使わなくて済んでしまう、ということが大きいと思います。

なかなかアウトプットの練習をする機会はありませんが、色々工夫して自分でチャンスを増やすしか方法は無いのかなと思います。頑張りましょう!