midoenglishの日記

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子供たちに海外・英語に興味を持たせるには

久々に記事を書こうと思います。Mindyです。

 

まずは自己紹介から。私はオンラインで英語を教えている家庭教師です。

TOEICは915点、IELTSは7.0、サラリーマン時代は、英語を使って海外の方と一緒に仕事をしていました。

 

生まれも育ちも日本ですが、「英語ができたらかっこいいなぁ」という思いをモチベーションに、ほぼ国内で英語力を磨いてきました。

 

さて、お子さんに英語を勉強させたいけれど、どうにも本人に興味が無さそうで結局そのままになっている、なんて方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

本人にやる気がなければ、身につくものも身に付きませんから、躊躇してしまいますよね。

英語に興味を持たせるのは、周りの大人の役目なのかもしれません。

ということで、今日は、「子供に海外・英語に興味を持たせるために、大人たちに何ができるか」について、書いていきたいと思います。

海外旅行こそ最良の方法?!

最近読んだ日経ウーマンの記事が面白かったので、ご紹介します。

内容をざっくりまとめると、「子供を海外旅行に連れていくと、子供が海外に興味を持つようになって良いですよ」といった内容です。

woman.nikkei.com

旅行会社とのタイアップ記事なのかしら?と思うくらい、とても説得力のあるものでした。

きっと読み終わった後には、海外旅行に子供を連れて行きたくなっているはずです。

なぜ子供を海外旅行に連れていくとよいのか、上手く言語化されていて、すごいなぁと思いました。

 

私自身は、小6のときにオーストラリアに旅行に連れて行ってもらった経験があります。

その時のことを覚えているかと言われると、随分と前の話なので、正直断片的な記憶があるだけです。

それでも、実際に海外に行ったことによって、海外に対する抵抗感みたいなものは少なくなったような気がしています。

 

海外旅行は、時間的・経済的な都合で、なかなか身軽には行けないかと思います。

個人的には、子供の時に海外旅行に絶対行くべき!とは思っていません。

ですが、もし海外旅行に行く余裕あるのであれば、行くべきです。意味のある投資になるはずです。

また、部活を休んでも(学校を休んでも)海外旅行に行ったほうが将来の役に立つと、個人的には思っています。

海外に行かずに海外に興味を持たせるには

海外旅行せずとも、工夫次第で海外に興味を持たせることは十分に可能です。

例えば、

・子供に子供向けの英語の歌を聞かせる

・英語のアニメを見せる

・ABCのポスターを壁に貼る

・アルファベットを押すと発音するおもちゃを与える

・ネイティブスピーカーの先生のいる英会話スクールに行かせる

などが考えられます。

私自身の経験では、海外旅行のほかに小学生の時に、

・海外の同世代の子と文通(email、親に翻訳してもらう)

・家でずっと洋楽が流れていた

アメリカ人留学生のホストファミリーになった

・親の職場の外国の方がたまに家に来た

・英語の母音の発音を練習するソフトがあった

・英語のビデオゲームがあった

・親と一緒にアカデミー賞の授賞式など海外のテレビをよく見ていた

などなどです。

これは、私の親や兄弟が知らず知らずのうちに蒔いた、”海外に興味を持たせる種”でした。

私自身、英語の勉強こそ中学から始めましたが、知らないうちに、家族のお陰で自然と海外に興味を持つ下地ができていたようです。

 

英会話スクールで働いていた時に強く感じたことは、ご家庭の英語環境が良いほど、子供の英語に対する興味も強く、習ったことを吸収していく、ということです。

大変かもしれませんが、ご家庭で英語の歌を聞かせたり、一緒に歌ってあげる時間を作るなどして下さい。

親が英語が大事だと思っていれば、お子さんにもそれは伝わるのではないかなと、思っています。

 

英検は毒にも薬にもならぬ?!

英検を小学生のうちから受験するお子さん、結構多いですよね。

高校入試にも役立ちますから、中学生も英検の受験をする生徒さんが多いと思います。

英検は、生徒の英語学習のモチベーションを上げてくれるので、英語教師としては有り難い存在です。

その一方で、英検合格が英語の運用能力アップに必ずしも繋がらない点に注意です。

結局は4択問題が中心なので、単語の意味がある程度分かれば合格できてしまう、ザルみたいな側面があるのも否めません。

英検は、きちんと理解したうえで合格することを目的としないと、英語の運用能力向上には、そこまで役に立たないのではないか、というのが、個人的意見です。

「テスト勉強のために英語を勉強する」のと、「海外に興味があり英語が使えるようになりたいと思って勉強する」のとでは、やることは同じでも、仕上がりが違ってくるのでは、、?と想像します。

まずは大人が子供に働きかけよう

日経ウーマンの記事に書いてあるように、子供たちは海外にも英語にも興味が無いことが普通だろうと思います。

しかし、英語に興味が無いまま、ただテストのために勉強を続けているだけでは、いざ大人になって英語が必要になったときに、困るのではないかと思います。

英語の重要性に気付いたときには、もう遅かった。では辛いですよね。

ですから、子供のうちに、英語の重要性や面白みに気付くように色々な種を蒔き続けるのが、周りの大人の役目なのかもしれません。

インドでは、英語が出来ると仕事の上でチャンスが圧倒的に増えます。

日本ではそこまでの状況にはなっていないですが、今後どうなるか分かりませんよね。

まずは、大人が英語や国際理解の重要性を認識し、子供たちに働きかけていきましょう!