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気付いて!小学生から英語を本気で勉強すべき理由

こんにちは!オンライン英語講師のMindyです。

私は約25年前、中学に入ってから英語の勉強を始め、ごく普通に、高校入試・大学入試を経験してきました。

理系ですが、英語が好きで大学生になってからも英語の勉強を続け、ほぼ日本国内で使える英語を身に付けました。

TOEIC915点、 IELTS 7.0 (CEFR C1)、 サラリーマン時代は英語を使って海外の方と一緒に仕事をしていました。

 

さて、今日は主に小学生のお子さんを持つ保護者の方向けに、書いていきたいと思います。

皆さん、「英語は今の時代とても大事。英語が出来ると入試にも役に立つ。」と、考えていらっしゃる方が大半だと思います。

ただ、なぜ大事なのか、どのくらい大事なのかまでは、もわっとしている方もいらっしゃるかもしれません。

だいぶ先の大学受験を視野に入れると、小学生から本気で英語を頑張る理由が見えてきますよ!

それでは、解説していきます。

 

なぜ小学生から本気で英語を頑張るべきなのか

まず結論から申し上げますと、小学生から始めないと、大学受験に間に合わない。ということです。

さらに言うと、社会に出る時までに仕事で使えるレベルにならない。とも言えます。

それでは、私の実体験と朝日新聞の記事をご紹介します。

 

大学共通テストを解いてみた

皆さんご存知の通り、センター試験に代わって、2021年度から大学共通テストが始まりました。

私自身、大学共通テストがどんなものか見てみたくて、2022年度の英語を実際に解いてみました。

そしたらビックリ。なかなか難しい!正直、少々焦りました。

私が大学受験をしたのは20年ほど前でしょうか。センター試験の時代です。

センター試験は、「大量の基本問題をスピーディーにミスなく解き、高得点を目指す試験」という認識で私はいました。

国立大学を目指している人は、8割以上、場合によっては9割以上の得点をターゲットにしていたと思います。

私は英語が得意だったので、過去問や模擬試験など解いて、いつも95%以上取れていました。

見直しをする時間も十分にあった記憶があります。

しかし、、、

2022年度の大学共通テストを解いてみたところ、初見で解いたためか、見直しをする時間はありませんでした。

一応、180点(9割)は取れていました。

解いてみた感想ですが、

大学共通テストは文章量が圧倒的に多く、リスニングは量も難易度も全てアップしていました。

印象としては、TOEICTOEFLが混ざったような試験でした。

データで大学入試英語の難問化をみてみよう

私のフワッとした感想では伝わりにくいと思うので、朝日新聞の記事をご紹介します。

まずはこちらを読んでみて下さい。

そう、まさに、「親世代の常識が通用しないほど難化」しているのです!

それに気が付いて欲しいのです。

以下、記事の一部を引用します。

「最近の入試英語に共通して当てはまる変化は、一定時間内に処理しなければならない英単語数が飛躍的に増加したことです」

例えば、1989年の共通1次試験(当時)では、100分の筆記試験で総単語数は2728語、1分あたり27.3語を読んで解答すればよかったのに対し、2023年の大学入学共通テストでは、80分のリーディングで総単語数は6014語、1分あたり75.2語の処理スピードが求められています。

センター試験のデータではないので私の世代の方には分かりにくいと思いますが、とにかく、30年前よりも2-3倍難しくなったとザックリ認識していただければと思います。

実際に入試問題に目を通してみてみると、実感がわくと思います。読まなければならない文章の長いこと!!

ちらっと見てみて下さい。そして、時間があれば、時間を計って解いてみて下さい。

今の子供たちが置かれているハードな状況が、良く見えてくると思います。

なぜ英語の入試問題は難化したのか

では、そもそもなぜそんなに急激に英語の入試問題は難しくなったのでしょう。

ここからは私見です。

大学共通テストを解いてみて実感したのですが、あのテストが大学受験の段階でそれなりに解ければ(8割以上)、将来社会に出た際に英語で十分海外の人たちと渡り合っていけるレベルに到達できる可能性が高い。

ということなんだと思います。

あのレベルの問題がそれなりに解ければ、大学の専門教育も英語でそれなりに理解できるはず。

そうなれば、社会人になったころには、日常会話だけでなく、自分の専門分野についても英語で扱えるようになるわけです。

ですから、ペース配分としては最高。と思います。

文科省はいい塩梅に目標を設定してくれたわけです。

となれば、後はそれに応えるべく、生徒たちが全力でレベルアップを図れば良いのですね。

難問化した英語の入試問題に対応するには

とはいえ、難問化した大学入試に対応するため、というより、仕事で英語を使えるようになるためには、おそらく今の学校教育のままでは不十分でしょう。

では、どうすべきか。

私が思うに、まずは早めに英語の勉強を始める、と良いと思います。

具体的には、むやみに英語を押し付けるのではなく、小4までは英語に楽しく触れる機会を多く作り、小5以降は文法やスペリングも覚え始めると良いでしょう。

というのも、中学英語は2,30年前とは異なり、習う文法の範囲も広く、覚えるべき単語数も非常に多いからです。

小学校高学年から中学英語を始めておくと、中学に入ってからが楽です。

次に出来ることは、英語の勉強時間を多くとるということです。

今の大学共通テストに対応するためには、恐らく多くの場合、学校の授業時間だけでは不十分です。

塾に通っていてもまだ不十分です。

それはなぜか。

主に公立中学校について話しますが、学校では会話、語彙、文法、外国の文化など、広く浅く教えます。

圧倒的に時間が足りないので、どうしても浅くなってしまうのです。

中学がコミュニケーション重視の授業になっていますから、文法が苦手な中高生が多くなっています。

そこで、文法を強化するために塾が役に立ちます。

では、会話はどうでしょう。長文を沢山読む練習はどうでしょう。

高校生になれば、ロジカルライティングも出来たほうが良いでしょう。

それら学校でも塾でも足りないことは、独力でも、外注でも良いですから、とにかくやっていったほうが良いです。

おわりに

とにかく、第一歩として、「現在地を理解すること」と、「その先に(知らぬ間に勝手に)設定されたゴールがどこにあるか知る」ことです。

結構頑張らないとヤバい!という状況に気が付けば、余裕を持って本気で英語の勉強を始められるのではないでしょうか。

私のオンラインのレッスンにご興味のある方は、私のHPを一度ご覧になってください!

https://english-with-midori.jimdosite.com/

議論下手の理由はテスト形式か

こんにちは。Mindyです。

私はオンライン専門の英語家庭教師をしています。

私自身、ほぼ国内で英語力を向上させ、社会人時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

さて、今日は家庭教師の独り言と題して、最近気が付いたことについて、長々とつぶやいていきたいと思います。

お暇な方、お付き合いください(笑)

まずそもそも何に気が付いたかというと、日本人が一概に口下手であることの理由が、テスト形式にあるのではないかいうことです。

自分の意見を持って、それを伝える

外国の方の街頭インタビューなど見ていると、皆しっかりと自分の意見を持っていて、それを理論的に即興で説明できますよね。

(もちろん個人差はありますが。。あくまでも、ざっくりとした私の主観で話しています。)

「ハハハハハ、いやぁ、なかなか難しい問題ですよね。でも、そんなもんなんじゃないんですか。時代的にそういう流れというか。。よく分かりませんけど。ははっ。」

のような、感覚的でかつ短い回答をしている映像は、あまり見ませんよね。

もちろん、まともな返事をしている映像を採用しているからなんでしょうけれど。

イギリスで議論に勝てなかった私

私は仕事でイギリスの方とやり取りすることが多かったのですが、そこでいつも悔しかったのは、喋りで絶対に勝てない、ということです。

とにかく、こちらに話すスキを与えてくれない。1つ聞いたら100くらい答えが返ってくる。挙句の果てに気が付いたらトピックが変わっている。

前言っていたことと、今言っていることが違うのに、意見を変えたことには言及せず悪びれもしない。

もちろん、私が議論に勝てなかった主な原因は、相手との英語力に差があることで、間違いないと思います。

しかし、自分の意見をハッキリと伝え、思った方向に話を持っていけなかった理由は、他にもありそうでした。

そもそも議論の仕方が違うというか、押しの強さが違うというか。。。

その当時は何が悪かったのか分からず、悶々としていました。

意見が対立した際に、自分の考えを理路整然と説明し、相手をうまく説得する(ねじ伏せる?)技術は、当時の私には全く無かったのです。

ちなみにイギリスの同僚たちには、とても仲良くしてもらっていました。

議論と口論を分けて考えられるのも、彼らの素敵なところです。

そして、それは私たち日本人には少々苦手なことかも。。

インド人夫もまたよく喋る

ひょんなことからインド人夫と結婚することになった私。

私の夫はインド人的には寡黙な部類だそうですが、まぁよくしゃべる。

映画について、日本の文化や歴史について、政治について、何でもかんでも沢山質問をし、自分でも自分の意見をとうとうと、しゃべり続けます。

そして、気が付いたら私が話すスキなどなく、話を持っていかれてしまう、みたいな感覚になることも良くありました。

今では、かなり強めに相手の話を遮り、自分で話すタイミングを作れるようになりました。

そして、時に相手の理論が破綻するときがあり、それに気づき、指摘することも出来るようになりました。

日本の生徒たち

小中学生に英語を教えていて何となく感じるのは、多くの小中学生は説明が苦手だということ。

私はレッスンの初めにスモールトークをして、日常生活、学校の様子や授業内容・進度など生徒さんの状況把握に努めています。

例えば、15年前に中学生に数学を教えていた際は、生徒さんには何を聞いても、返事は「微妙。」でした。

今の小中学生は大体皆、「普通。」と答えます。

続けて質問して深堀しても、感覚的で曖昧な返事が多く、具体的な説明が上手くできないことがあります。

生活を共にしていないこちらとしては、相手にとって当たり前のことも知りませんから、親御さんに話すよりもしっかりと説明してもらわないと伝わらないのです。

しかし、小学生は発達途中ですし、中学生も思春期ですから、まぁそんなものなのかなと、思っていました。

インドの鬼テスト

インド人夫が、最近ビックリすることを言いました。

「選択式の問題があるなんて、conpetitive test(大学入試共通テストや数学オリンピックなど、いわゆる競争が目的のテスト)を受けるまで知らなかった。」

「学校の定期テストは記述が主で、白い紙を必要なだけ貰って、ひたすら何ページも書き続ける。試験時間は3時間で、1日1科目だけ。」

「空欄をうめる(年号とか人の名前とか)問題は、テスト最後の30分に与えられるもので、全体の20%程度。」

だと。

もちろん州によって、学校によって、システムは違うはずです。

小学校低学年は、長々と文章を書くことも難しいのでは、、とも思います。そして、夫の記憶もかなり曖昧なはず。

しかし、小さいうちから(短くてシンプルでも)、記述式の問題を主に解いていれば、議論には相当強くなりそうですね。

日本のテストも記述問題はもちろんあります。

ですが、やはり穴埋め問題、暗記問題、4択問題が大きな割合を占めています。採点がしやすいということもあるんでしょう。

答えをハッキリと明示し、どうやってその答えを導いたのか理論的に説明する訓練を小さいころからしていたインドの人たち。

沢山喋る内容(しかも理論的に構成)が頭に沸いてくることも、全く不思議ではないです。

インドはそれに加えて人口が多いため相当な競争社会。世界的な大きな会社のCEOにインド人が多いのも、なんだか納得です。

イギリスのテストがどうなのかは知りませんが、日本のような、座学中心、穴埋め・暗記・4択問題が中心のテストばかり解いていたようには思えません。

記述問題をゴリゴリに解いてきた人たちと対等に渡り合うには、こちらも相当なトレーニングが必要です。

あらゆる事柄に対して、(何でもいいから)自分の意見を持つこと、それをハッキリ明示できること、それを理論的に説明でき説得力を持たせること。

そして、(必要であれば)相手が話していても被せて話し始め、相手を黙らせるくらいの押しの強さを身につける。

これができれば、イギリスで議論に勝てたかもしれません。

英語だけ出来れば良いわけではないんですねぇ。

「選択問題は良くない、記述式の試験が良い。」というのは良く聞く話ですが、本当にそれが正しいんだろうなと、しみじみ実感しました。

英検は理解したうえで合格しよう

英検は、英語にあまり興味のない子供たちのモチベーションを高める、とても有用な試験です。

英検に合格していると入試で有利になる場合もあります。合格すれば自信にもつながります。

しかし、英検は5級4級はほぼ4択問題です。

ですから、全く分からなくても25%は取れます。

合格点が60%程度ですから、3割自信をもって答えられれば大体が受かる、ザルのような側面もあります。

そして、語彙を問う問題が多いため、単語を知っていれば合格する確率は高まります。

ただ、せっかく受験するのなら、しっかりとある程度文法も理解したうえで合格してほしいです。

小学校で英検合格したのに、中学に入ってから文法につまづき、英語が嫌いになるなんてこともあり得ます。

とにかく、小学生のうちから4択問題ばかり解くトレーニングをするのは、少し危険かなと、夫の話を聞いて思いました。

終わりに

イギリスから始まり、インドを経由し、英検に着地してしまいました。

とにかく、言いたかったのは、議論の練習は小さいうちからしておいたほうが良かったんだろうなぁ、ということ。

意見の対立を避けがちな日本の国民性もまた、議論下手の原因でしょう。

議論は口論ではなく、相手の意見を個人的に受け取るべきではない。分かっていても、なかなか難しいです。

いずれにせよ、今の子供たちには、もっと記述式の問題を解き、自分の考えを理論的に説明し相手を説得する力を、伸ばしていってもらいたいものです。

教えるほうが、ものすごく大変そうですね。。。

 

子供たちに海外・英語に興味を持たせるには

久々に記事を書こうと思います。Mindyです。

 

まずは自己紹介から。私はオンラインで英語を教えている家庭教師です。

TOEICは915点、IELTSは7.0、サラリーマン時代は、英語を使って海外の方と一緒に仕事をしていました。

 

生まれも育ちも日本ですが、「英語ができたらかっこいいなぁ」という思いをモチベーションに、ほぼ国内で英語力を磨いてきました。

 

さて、お子さんに英語を勉強させたいけれど、どうにも本人に興味が無さそうで結局そのままになっている、なんて方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

本人にやる気がなければ、身につくものも身に付きませんから、躊躇してしまいますよね。

英語に興味を持たせるのは、周りの大人の役目なのかもしれません。

ということで、今日は、「子供に海外・英語に興味を持たせるために、大人たちに何ができるか」について、書いていきたいと思います。

海外旅行こそ最良の方法?!

最近読んだ日経ウーマンの記事が面白かったので、ご紹介します。

内容をざっくりまとめると、「子供を海外旅行に連れていくと、子供が海外に興味を持つようになって良いですよ」といった内容です。

woman.nikkei.com

旅行会社とのタイアップ記事なのかしら?と思うくらい、とても説得力のあるものでした。

きっと読み終わった後には、海外旅行に子供を連れて行きたくなっているはずです。

なぜ子供を海外旅行に連れていくとよいのか、上手く言語化されていて、すごいなぁと思いました。

 

私自身は、小6のときにオーストラリアに旅行に連れて行ってもらった経験があります。

その時のことを覚えているかと言われると、随分と前の話なので、正直断片的な記憶があるだけです。

それでも、実際に海外に行ったことによって、海外に対する抵抗感みたいなものは少なくなったような気がしています。

 

海外旅行は、時間的・経済的な都合で、なかなか身軽には行けないかと思います。

個人的には、子供の時に海外旅行に絶対行くべき!とは思っていません。

ですが、もし海外旅行に行く余裕あるのであれば、行くべきです。意味のある投資になるはずです。

また、部活を休んでも(学校を休んでも)海外旅行に行ったほうが将来の役に立つと、個人的には思っています。

海外に行かずに海外に興味を持たせるには

海外旅行せずとも、工夫次第で海外に興味を持たせることは十分に可能です。

例えば、

・子供に子供向けの英語の歌を聞かせる

・英語のアニメを見せる

・ABCのポスターを壁に貼る

・アルファベットを押すと発音するおもちゃを与える

・ネイティブスピーカーの先生のいる英会話スクールに行かせる

などが考えられます。

私自身の経験では、海外旅行のほかに小学生の時に、

・海外の同世代の子と文通(email、親に翻訳してもらう)

・家でずっと洋楽が流れていた

アメリカ人留学生のホストファミリーになった

・親の職場の外国の方がたまに家に来た

・英語の母音の発音を練習するソフトがあった

・英語のビデオゲームがあった

・親と一緒にアカデミー賞の授賞式など海外のテレビをよく見ていた

などなどです。

これは、私の親や兄弟が知らず知らずのうちに蒔いた、”海外に興味を持たせる種”でした。

私自身、英語の勉強こそ中学から始めましたが、知らないうちに、家族のお陰で自然と海外に興味を持つ下地ができていたようです。

 

英会話スクールで働いていた時に強く感じたことは、ご家庭の英語環境が良いほど、子供の英語に対する興味も強く、習ったことを吸収していく、ということです。

大変かもしれませんが、ご家庭で英語の歌を聞かせたり、一緒に歌ってあげる時間を作るなどして下さい。

親が英語が大事だと思っていれば、お子さんにもそれは伝わるのではないかなと、思っています。

 

英検は毒にも薬にもならぬ?!

英検を小学生のうちから受験するお子さん、結構多いですよね。

高校入試にも役立ちますから、中学生も英検の受験をする生徒さんが多いと思います。

英検は、生徒の英語学習のモチベーションを上げてくれるので、英語教師としては有り難い存在です。

その一方で、英検合格が英語の運用能力アップに必ずしも繋がらない点に注意です。

結局は4択問題が中心なので、単語の意味がある程度分かれば合格できてしまう、ザルみたいな側面があるのも否めません。

英検は、きちんと理解したうえで合格することを目的としないと、英語の運用能力向上には、そこまで役に立たないのではないか、というのが、個人的意見です。

「テスト勉強のために英語を勉強する」のと、「海外に興味があり英語が使えるようになりたいと思って勉強する」のとでは、やることは同じでも、仕上がりが違ってくるのでは、、?と想像します。

まずは大人が子供に働きかけよう

日経ウーマンの記事に書いてあるように、子供たちは海外にも英語にも興味が無いことが普通だろうと思います。

しかし、英語に興味が無いまま、ただテストのために勉強を続けているだけでは、いざ大人になって英語が必要になったときに、困るのではないかと思います。

英語の重要性に気付いたときには、もう遅かった。では辛いですよね。

ですから、子供のうちに、英語の重要性や面白みに気付くように色々な種を蒔き続けるのが、周りの大人の役目なのかもしれません。

インドでは、英語が出来ると仕事の上でチャンスが圧倒的に増えます。

日本ではそこまでの状況にはなっていないですが、今後どうなるか分かりませんよね。

まずは、大人が英語や国際理解の重要性を認識し、子供たちに働きかけていきましょう!

 

英語の「伸び悩み」を突破する方法

こんにちは、英語専門の家庭教師Mindyです。

私は中学から英語の勉強を始め、ほぼ国内で英語力を高めてきました。社会人時代はグローバルに働いており、TOEICは915点です。

英語学習はダイエットと同じように、成果が出た後はしばらく踊り場状態が続きますよね。

今日は、英語の勉強をしていると誰もが直面する「伸び悩み」について、書いていこうと思います。

この記事を読めば、伸び悩みを突破する足掛かりが見つかるかも?!

「ブレーキの犯人」を見つけよう

まず結論から述べます。「伸び悩みを突破するには、ブレーキをかけている犯人を見つけるべき」です。そこに突破口があるかもしれません。

「頑張っているのに成果が出ない」「勉強しているのに全然点数が上がらない」など、悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

そんな、勉強しているのに英語力が伸びない人の中には、勉強すべきことを放置して、他のことばかり勉強している人もいるかもしれません。

そういう場合、「足を引っ張っている部分を見つけ、そこを避けずにちゃんと勉強すれば、英語力は向上する」と私は考えています。

得意な分野だけ学んでいても学習効率は悪い

何も勉強したくないときは、これならやっても良いかなと思うことをやると良いと、以前の記事に書きました。英語の勉強が嫌になった時にすること - midoenglishの日記

やっても良いと思えることとは、多くの場合、自分が得意な分野になると思います。やっていてもそんなに苦ではないわけですからね。

とはいえ、得意な分野だけ勉強していても、英語の伸びは緩やかになるでしょう

例えば、「リスニングくらいならやっても良い」と思って、リスニングだけ練習したとしましょう。

この場合、ある程度まではリスニング力が伸びると思いますが、ある段階から伸びなくなるはずです。

耳は英語に慣れていくはずですが、そもそも語彙力が足りなかったら、難しい話を聞いても理解できません。

それどころか、語彙力が限られていれば、writingで書けることは限られますし、speakingでも思うように話せないでしょう。readingも、分からない単語だらけの文章は読めませんよね。

このように、足を引っ張っている要素を伸ばさない限り、得意な分野さえも伸びなくなってしまうことがあります。これが「伸び悩み」の正体です。

語学の要素は全て繋がっている

語学は4技能(reading, listening, writing, speaking)や他の要素(語彙・文法・発音)に分けられますが、そもそも1つの言語ですから、それらは繋がっています。

だからこそ、何か1つが陥没していると、それが総合的な英語力に悪影響を与えてしまうのです。

ということは、逆に考えると、「ブレーキになっている要素を向上させれば、総合的な英語力は自然と向上する」と考えられるのです。

英語の“桶理論”

みなさん、「ドベネックの桶」をご存知ですか。これは、「植物の成長」と「成長に関わる因子」の関係を、「桶に入る水の水位(水かさ)」を使って説明する理論です。

ja.wikipedia.org

Wikipediaの説明を引用すると、

植物の成長を桶の中に張られる水に見立て、桶を作っている板を養分・要因と見立てる。たとえ一枚の板のみがどれだけ長くとも、一番短い部分から水は溢れ出し、結局水嵩は一番短い板の高さまでとなる。

とあります。これが、英語学習にも当てはめられると、私は考えています。

つまり、「英語の4技能(reading, listening, writing, speaking)や他の要素(語彙・文法・発音)」をそれぞれ「桶の板」に見立て、「総合的な英語力」を「桶の水かさ」に見立てます。

英語の技能のどこかに弱点があれば、その板が短いということになり、そこを伸ばさないと桶の中の水かさは上がらない。つまり、英語力は伸びない、ということです。

つまり、足を引っ張っている要素を見つけ、それを集中的に勉強することが、効率よく英語力を上げるひとつの方法だと、私は考えています。

おわりに

私が一番伸び悩みを感じたのは、大人になってからです。メーカー勤務時代は仕事で英語を使っていましたが、仕事を通して英語力が劇的に伸びた!とは感じませんでした。

「仕事でアウトプットをする機会があるのに英語力がそこまで伸びないのは、自分がアラサーだから。年取ったら吸収が悪いのよ~」と思っていました。

それでも、英語力を伸ばしたくて、よくよく自分の英語を観察しました。そして気が付いたことが、文法事項を少々忘れていたという事実。。

言い訳ですが、私の専攻はライフサイエンスでしたので、英文法をしっかりと勉強したのは高校生が最後。。。10年以上も昔!

文法に苦手意識も無かったので、文法を学び直そうなんて発想は全くありませんでした。むしろ、伸ばしたかったlisteningやspeakingにばかり気を取られていました。

しかし、文法を復習したことで、自分の英語表現の幅が狭かったことに気が付き、改善できました。

皆さんも、思わぬところにブレーキの犯人がいるかもしれません!色々試して探してみて下さいね。それでは♪

 

 

英語が出来る人と出来ない人の決定的な違い

こんにちは、英語専門家庭教師のMindyです。

私は中学から英語の勉強を始め、ほとんど国内で英語力を高めてきました。社会人のときはグローバルに働いていました。現在TOEICは915点です。

英語が出来るようになりたいと思っている方は、とても多いと思います。一方で、少数派ですが、日本語と英語の両方が出来る人たちもいますよね。

彼らは何が違うのでしょうか?帰国子女?親と英語で話している?小さい頃から英語の英才教育を受けていた?語学のセンスがある?天才?

色々なケースがあると思いますが、「天才」以外に共通して言えることは、「英語に触れる時間が長い」と言うことです。

「なんだそれ、当たり前じゃないか!」。そう思いましたか?確かに、当たり前のことですね。ただ、深堀すると気付きがあるかもしれませんよ。

ということで、今日は「英語が出来る人たちと出来ない人たちの違い」について、書いていきたいと思います。

帰国子女たちの英語に触れる時間数

まずは、英語が出来る人の筆頭、帰国子女たちについて見ていきましょう。(私は帰国子女が半数以上を占める高校に通っていたので、帰国子女について少々知識があります。)

例えば、アメリカ在住の生徒としましょう。まず、週5で現地の学校に通います。学年にもよりますが、6時間くらい学校にいるとしましょう。学校外でも、買い物、外食、友達と遊ぶなど、全て英語としましょう。テレビも英語でしょう。

そうすると、英語に触れる時間はどうでしょう、ご家庭によるでしょうが、月に160時間は簡単に超えそうですね。このように、英語に囲まれた生活をしていれば、英語が出来るようになるのも、全く不思議ではないですね。言語習得が得意な小さい頃であれば、なおのことです。

一方で、巷の子供向け英会話スクールに通うお子さんの多くは、週1回、1時間程度のレッスンを受けていると思います。宿題に(多めに見積もって)1時間かけたとしても、週に2時間。すると、1か月で長くても8時間しか英語に触れません。

160時間と8時間を比べてみて下さい。20倍もの違いがあります。ですから、英会話スクールに通わせているのにうちの子は出来が悪くて全然英語が出来るようにならない。。。と悩んでいる保護者のみなさん、それは当たり前、普通です。ご安心下さいね。

そもそもバイリンガルになるのは大変

余談ですが、アメリカの帰国子女たちの多くは、日本に帰っても困らないように、土曜日には補習校に通い、日本語などを勉強しています。

日本語も使えるようになるため、「家では英語禁止」というご家庭も多いでしょう。

バイリンガルになるには恵まれた環境にいる彼らですが、それなりの苦労もあるはずです。それを無視してはいけないと思います。2言語習得するのは、やはり大変なことです。

日本で英語が出来るようになるには

私自身、留学や英会話スクールに頼らず国内で英語力を伸ばしてきました。私みたいな人も、この時代珍しくないですね。ただ、未だに少数派です。

私も英語に触れる時間が周りと比べて圧倒的に長いと思います。英語が話せない人と比べれば、英語に使った時間は10倍?100倍?とにかく、桁が違うはずです。

日々の生活に英語を散りばめるとか、集中して英語を勉強する期間を作るとか、色々試して今日に至ります。

例えば私は中学生のとき、洋楽にハマっていました。ですから、毎日英語の歌を1時間は聞いていましたし、CDと一緒に歌っていました。たったこれだけでも、何もしていない生徒と比較して、3年間で1000時間も長くリスニングと発音練習をしていることになります。

2021年度開始の学習指導要領ですら、中学3年間の英語の学習時間は420時間だそうです。ですから、アラフォーの私の時代では、授業時間の3倍、余計に英語を聞いていたことになります。

もちろん、大人になってからも英語の勉強は続けています。通勤通学時に英語のポッドキャストを聞いたり、英語の小説を読んだり、英語の動画やドラマを観たり、TOEFLを受験したり、色々してきました。

英語の勉強を止めてしまった大人と比べれば、英語の勉強時間の積算はどれほどに違うでしょう。

英語に触れる時間を増やすには

ここまで、「英語力を付けるには英語を学ぶ時間の長さが大事」と書いてきました。しかし、「勉強」をするのは苦痛ですよね。なかなか頑張れないのが人間というものです。

それでは、どうすれば楽に英語に触れる時間を長くできるのでしょう。考えてみました。

  • 留学する

やはり、一番手っ取り早いのは語学留学です。嫌でも英語環境で過ごすことになるので、自然と英語に触れる時間が長くなります。

留学すれば、ある程度英語力が伸びるのは確実だと思います。特に、リスニング力、スピーキンング力は伸びます。

しかし、個人的には語学留学はコストパフォーマンスが悪いので、安易に選択すべきではないと思っています。国内で安価に出来ることは沢山ありますから。。

  • 日常生活に英語を組み込む。好きなことと絡める。

英語の小説を読む、テレビ番組を見る、Youtubeを見るなど、娯楽と英語を絡めると楽しく勉強できます。

自分の好きなことと英語をどう絡められるか、それを考えるのも楽しいかと思います。

  • 英語の検定試験を受ける

テストがあると、嫌でもそれなりに勉強するのが人間。ですから、英語の試験を受けることはかなりおススメです。良い点数を取れれば、入試や就職、昇進に役に立つ可能性もありますし。

話すことに辛さを感じているなら、speakingのあるテストを受けるべきです。英検の3級以上、TOEFL、IELTSあたりでしょうか。会話練習のためには、英語の先生を付けて会話の練習をしておくことをお勧めします。

英語が出来る人の努力を認めて

中には頑張らなくても英語が出来る天才もいますが、それはごくごく稀です。日本国内で英語力を伸ばしてきた人たちは、ほとんどがコツコツと勉強をしてきたはずです。

意外と世の中では「英語が出来る人はズルい」と思われがちです。「英語が出来るだけで大きな仕事を任されちゃって!」なんてことはよくあります。

しかし、英語が出来ることはそれだけ誰かにとって重宝する時があるのでしょう。だから、優遇(?)されることがあるのです。

英語が出来るようになったのは「努力の成果」であり、何もせずに自然と出来るようになったわけではありません。その事実を無視せず、正当に認めてほしいものです。

おわりに

何事もそうだと思いますが、結局、努力することが一番大事だと思います。

いくらセンスがあっても、環境に恵まれていても、本人のやる気が無ければ、到達点は低くなるでしょう。

効果的な学習方法をしていたとしても、それなりの時間をかけなければ、(ごく一部の天才以外は)英語力はそこまで付きません。

そう思うとどうでしょう。逆にやる気が沸きませんか?

英語の勉強が嫌になった時にすること

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。私は中学から英語の勉強を始め、ほぼ国内で英語力を高めてきました。

会社員時代はグローバルに働いており、現在TOEICのスコアは915点です。自身の経験を活かし、日本にいながら使える英語を身につける方法をお伝えしています。

 

さて、本日のテーマは、「英語は出来るようになりたいけれど、もう勉強したくない。。」そんな時にどうしたらいいのか、についてです。

前回の記事に関連しますが、「勉強したくないのであれば、これならまだやっても良いかな、ということを見つけて勉強すると良い」と私は考えています。

この取り組み方でも英語力が伸びる理由について、以下に解説していきます。

英語の学習項目

皆さんご存知の通り、言語は主にreading, listening, writing, speakingの4つの技能に分けられます。

readingだけ勉強していても英語を話せるようにはならないですから、これらすべてをバランスよく勉強する事が大切です。

また、別の切り口で分けると、文法、語彙、発音もありますね。これらも、バランス良く身につける必要があります。

勉強する気が無くなったら苦痛でないことをやる

英語の勉強に行き詰まること、よくあると思います。私自身、やる気に波があって、英語の勉強が楽しくて興味が沸いて仕方がない時もあれば、勉強と思うだけでやる気がしない、ということもあります。

そんな時は、「やりたくないけれど、他と比べればやっても良いと思える事」に取り組みます。

例えば、もう英語を読みたくない、単語も覚えたくない、そんな時は、listeningの問題でも解いてみましょう。

それすら嫌であれば、とりあえず英語を聞き流しましょう。(英語を聞き流しているだけでは英語は大して上達しませんが、それでも何もしないよりはずっとマシです。)

listeningが嫌になることもあるでしょう。そんな時は、readingならやっても良いかと思えるかもしれません。

readingの問題を解くのが苦痛であれば、英語の小説を読んで、英語の勉強をしたことにしても良いでしょう。

とにかく、何かしら勉強する、最悪でも、何らかの形で英語に触れ続けるということが大切です。

何かしら勉強していれば他のスキルも何となく上がる

TOEFLなどの受験前が、一番勉強したくない波が来ると思います。私もそうでした。本当はwritingの点数を上げたいのだけれど、通学中にBBCポッドキャストをなんとなく聞いて、取りあえず勉強したことにしよう。。。そんなこともありましした。

すると、不思議なことが起こりました。英語を聞き流していただけなのに、TOEFLの4技能すべてのスコアが少し上がったのです。

ここで私が言いたいのは、「英語を聞き流していれば(listeningだけしていれば)、英語は出来るようになる」ではありません。「何かしら勉強していると、勉強していない他のスキルまで上がることがある」ということです。

まぁ、テスト慣れして点数が上がったという可能性も無くはないですが。。

4技能・語彙・発音・文法は全てつながっている

TOEFLなどの言語の検定試験は、reading, listeningなど技能を分けてテストすることが多いですね。しかし、そもそも1つの言語ですから、それらは全て繋がっています。

例えば、もしあなたの語彙が少ない状態であれば、その影響は4技能全てに及びます。語彙が足りなければ、読み・書き・話すことも苦労します。いくら耳が良くても、知らない単語ばかり出てきたら、何を言っているのか理解できないでしょう。

逆に、何か1つでも勉強してレベルアップすれば、勉強していない他の技能までつられてレベルアップするということが、起こり得るのです。

例えば、writingの勉強がspeakingに役立つことがあります。

writingの勉強の際には、語彙はもちろんのこと、よくある英語表現を自分で使えるようにするため覚えます。これがspeakingにも役立つのです。考えてみれば、当たり前ですね。書けない英文はそもそも話せません。

おわりに

ここまで「なにかしら英語を勉強していれば英語の他のスキルも上がることがある」と書いてきましたが、それにももちろん限界はあります

例えば、多くの人が苦労するライティングは、そもそも論理的な英語の文章の書き方(ロジカルライティング)を学んでおかないと点数は上がりません。

ここで私が述べたかったことは、「それぞれのスキルは何らかの形でつながっている。だから、英語の勉強をしたくないときは、まぁこれならやっても良いかと思える事をやっておこう。すると、意外と他のスキルも伸びることがある」と言うことです。

勉強に飽きた時に、何らかの参考になれば幸いです。

(注)そもそもTOEFLは、テストは技能別に分かれてはいますが、複合的なテスト形式です。例えば、writingのテストにはreadingとlisteningも含まれます。ですから余計に、私がTOEFLを受験した際に、すべてのスキルのスコアが上がったのだとも考えられます。

受験勉強がもう嫌になった時、それでも前進するには

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。とはいえ、英会話専門という訳ではなく、受験勉強のサポートもしています。

私は生まれも育ちも日本で、中学から英語の勉強を始めました。英会話スクールや語学留学にもほぼ頼らず、国内で英語力を高めてきました。会社員時代はグローバルに働いていました。現在TOEICは915点です。

 

11月も半ばを過ぎました。受験勉強もいよいよラストスパートですね。私自身、20年前は普通の公立中学に通う生徒だったので、ごく普通の高校受験と大学受験を経験しています。

段々と寒くなっていくとともに受験日が近づいてくるメランコリーな感じと、どうしようもない緊張感、今でも覚えています。嫌ですよねぇ。

受験生の皆さん、皆この緊張感をなんとなくくぐり抜けて大人になっていくので、大丈夫ですよ。淡々と、やるべきことをこなしていきましょうね。

さて、今日のテーマは「受験勉強もう嫌。。」となったときにどうするか、についてです。

皆それぞれ自分なりの気分転換の方法があると思います。ですから、ここでは気分転換の方法については触れません。やる気皆無の状態でも、なんとか前に進む方法をご紹介します。

勉強が嫌になった時はリストを作ろう

受験のプレッシャーを強く感じている時。「もう勉強したくない!」そう叫んで裸足で外にとびだし、大声で叫びながら海を目指して走って行きたくなる。そんな気持ちになることもありますよね。

とはいえ、そんな風に逃げるわけに行かない、そして気分転換しても落ち着かない時、To Doリストを書くことをお勧めします。

やりたくないけれど、やらなければならない学習リスト

このリストには、「やりたくないけれど、やらなければならない学習項目」を、やりたくない順に書いていきます。

例えば、

  • 昨日解いた英語の過去問の見直し(特に長文の精読)
  • 英単語を覚える
  • リスニング練習
  • 学校の提出物を終わらせる
  • 得意科目の演習問題を解く

のような感じです。受験生なら10個くらい簡単に書けてしまうかも知れませんね。

やりたくない学習リストの一番下から取り掛かる

やりたくない事リストが書けたら、順位が低いものから取り掛かりましょう。

「何も勉強したくないけれど、物凄く勉強したくない事と比べれば、大して嫌じゃない」と言う気になりませんか?

落ち着かないときは、重要度は無視しても良い

試験勉強をするときは、自分なりに計画を立てて勉強をしていると思います。計画を立てるときに重要なのは、優先順位を決めることと、締め切りを考えることです。

大抵の場合、優先順位は重要度が高いもの、締め切りが近いものほど上に来ます。

しかし、今回ご紹介した“やりたくないことリスト“は、物事の重要度はとりあえず無視して、勉強しても良いと思える事からこなしていく、という戦略を取ります。

何もかも嫌だけれど何か勉強しないと、、、という心理状態になった時に、少しでも前進する、何かやった感を得るには有効です。

とはいえ締め切りには注意を!

いくらやりたくない度合いが高いとはいえ、締め切りが迫っているものに関しては、優先的にこなすように、気を付けて下さい。

おわりに

受験勉強が嫌になったら、まずは簡単にできる気分転換を試しましょう。外に出てお日様に当たるのでも良し、暖かいお茶を淹れるのでも良し、腹筋をするのでも良し、ペットのモフモフに触って癒されるのも良いですね。

それらを試しても、依然だる~んとしてしまう事もあるでしょう。そんな時は、だる~んとしていても良いのかも知れません。ただ、それが何日も続いてしまうと、ちょっと心配です。

何かやっていることで安心できるのであれば、やりたくないことリストの最下位からこなしていくこともアリだと思います。もし良ければ、試してみて下さいね。

受験生へ

そして最後に言っておきたいことは、勉強が全てではない、ということ。それが勉強をしない理由になってはいけませんが、社会に出てから求められる能力は、非常にさまざまで、学校のテストや入試問題では測ることができるのはごく一部です。

ユニークなアイデアを思いつく力、鋭い考察力、社交性、様々な意見をまとめる力、リーダーシップ、人を説得する力、仲裁する力、(角を立てずに)自分の意見を述べる力、英語力。これらが、仕事をする上で役に立ちます。

私は、中高の勉強は、考え方のトレーニング、頭の使い方を学ぶためにあると思っています。ですから、勉強はもちろん一番大切です。

しかし、自分を知り、自分がどのような世界で力を発揮できるかを見つけることが、幸せに過ごすために、同じくらい重要だと考えています。

最後は脱線しましたが、受験生たち、先を見据えつつ、今は勉強を頑張ってくださいね。