midoenglishの日記

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保護者向け:小5・小6の英検サポートのしかた

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。TOEIC 915点です。メインは中学生ですが、小学生にも教えています。

さて、小学生も高学年になると、英検を受けたいと思う子がいるかと思います。

中学受験をするなら、3級を取れていると有利な場合があります。中学受験をしない場合でも、英語学習のモチベーションアップのため、英検を受ける場合もあると思います。

さて、私の考える小学生の英検の準備の方法は以下の3つです。

1.塾で英検対策講座を取る。

2.家庭教師に対策してもらう。

3.自宅で勉強。

塾や家庭教師に任せるのは一番楽です。しかし、コストがかかりますね。一方、自宅で準備する場合は、コストは抑えられますが大人や兄姉のサポートが必要です。

英検5級は中1レベル、4級は中2レベルとされています。ライティングとスピーキングのテストはありませんので、この程度なら自宅で教えても良いかな。。そう考えている保護者の方も多いかと思います。

そこで今日は、自宅で行う小学生の英検受験サポートの仕方について書いていきたいと思います。

Step.1英検のHPから過去問をチェックし、適した級を探す。

あまりに難しい級をいきなり受けさせると、お子さんのトラウマになりかねません。英語嫌いにならないためにも、レベルに合った級を受験しましょう。合格ラインは60%程度です。まずは試しに5級から受けるのが良いと思います。

Step.2電子辞書を用意する。

英検は主に語彙力を問う試験です。ですから、英検に向けて語彙を増やす必要があります。また、英検はリスニングもありますから、英単語の発音も覚える必要があります。

会話中心の勉強をしている小学生には、スペルだけ見ても正しい発音はわかりません。そこで必要になるのが「発音も調べられる辞書」

私は電子辞書、もしくはスマホの辞書アプリをお勧めしています。紙の辞書は発音を確認できませんから、極力避けて下さい。

電子辞書の代わりに、英検対策用の単語帳でも良いかも知れません。お好みで選んでください。ただし、読み仮名が付いているものは極力避けて下さい。お子さんの英語の発音が悪くなります。

高学年にはぜひ、自分で辞書を引かせ、分からない単語を調べてもらいましょう。今から「自ら調べる習慣」を身に付けておくと、後々役に立ちます。

Step.3 英文法を学ぶ

小学5年生にもなると、英語が成績の付けられる科目になります。ですが、読み書きは重視されず、会話のテンプレートを暗記し、やり取りするだけです。

ですから、会話はそれなりに頭に入っていて質問に答えることはできます。かといって、文法を理解しているかというと、理解していません。未習だからです。

英検5級であれば、be動詞/一般動詞の文の否定文/疑問文、canの文、疑問詞の文、代名詞などが出題範囲です。

文法は英検対策用の問題集を使って勉強するのが良いでしょう。文法は、保護者や姉兄が教えてあげて下さい。

英検対策用の問題集ではありませんが、「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは解説が分かりやすいです。中学生向けですが、小学生でも使えると思います。

ここまで色々と書きましたが、出題範囲の文法が完璧にできなくても全然大丈夫です。満点取るには全て理解しておくべきですが、しょせんその程度ですから、おおらかに構えていて大丈夫です。

Step.4 過去問を解く

英検対策用の問題集を購入しなかった場合は、英検の過去問集を買って対策するといいでしょう。英検対策用の問題集を購入した場合は、英検のHPから最新の過去問3回分を解いておけば十分でしょう。

過去問を解いたら必ず見直しをしましょう。全問理解できなくても大丈夫です。

過去問に出てきた単語は、メモしておき、なるべく覚えられるようにしましょう。

Step.5 基本的なテストの受け方を教える。

英検が初めての本格的な試験だというお子さんも多いのではないでしょうか。

そこで、試験の前には、マークシートの記入の仕方や制限時間について教えてあげて下さい。事前に分かっていると、当日戸惑わずに受験できると思います。

おわりに

英検に受かったことがきっかけで、英語を頑張り始める生徒さんは意外と多いです。自信が付くからかも知れませんね。ですから、お子さんが英検を受けたいと言ったら、応援してあげると良いかなと思います。

言い方は悪いですが、英検はしょせん四択問題。勘が当たることもありますから、気楽にまずは取り組んでみましょう。全然わからなかった。。。という割に、結構受かることがありますよ。