midoenglishの日記

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子供(小5-中学生)の英語学習のモチベーションを上げるには

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

アラフォーの私は中学から英語の勉強を始め、色々工夫しながらほぼ国内で英語力を伸ばしてきました。会社員時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

大人の皆さんは、「子供には英語を早いうちから勉強させて、使える英語力を身につけてほしい。」そう思っている方が多いと思います。

そこで、今日は「子供の英語学習のモチベーションをあげる方法」について、書いていきたいと思います。

結論から述べると、子供が英語を勉強しようとやる気を出すのは、「英検」がきっかけになることが多いです。

さてさて、それはなぜでしょか。解説していきます。

*ここでいう子供は、高学年と中学生を指すことにします。小4以下のお子さんに関しては、モチベーションは気にせず、遊びながら英語に触れることが一番だと思います。

そもそも子供は英語に興味はない

英語の家庭教師をしていて感じるのが、「もともと英語や海外に興味のある子はそんなに多くない。」ということ。「親に言われて英語を勉強することになった」と、正直に話してくれる生徒さんが多いです。。。

英語に対するモチベーションが低いと、受け身の姿勢になってしまいます。「レッスンを受けること」が目的化してしまい、求められた事だけをこなし、質問もあまりしません。英語に限らず、やはり能動的に物事に取り組むときが一番、学習効果がでます。

英語を押し付けても失敗する

おとなに英語の大切さを説かれても、ピンとくる子供はそういません。むしろ、過度な期待や圧力を感じ、反発してしまうのではないでしょうか。

私自身、コントロールされる感覚が嫌いだったもので、大人になるまでは親が先回りして与えてくれるものに対して、強い拒否感がありました。

買ってもらった品質の良いよそ行きの洋服よりも、自分で選んだ着慣れたヨレヨレの洋服のほうが好きだったのです。

昔の私の様に頑固な(?)お子さん、世の中には結構いるのではないでしょうか。

大人の工夫むなしく

英語の大切さを説いても、子供には大抵通用しません。それでは、別のアプローチをとりましょう。

子供の好きなもの(海外の歌手、ディズニー、読書)に絡めて勉強させる戦略です。どうでしょう、子供はピンと来ていますか?

私の技術が足りないのでしょうか、この戦略をとっても、ほとんどの場合上手くいきません。

物凄くディズニーにハマっているとか、オタクレベルが高くないと、この戦略もむなしく、子供には響きません。

今のところ一番効果があるのは、英検

意外ですが、子供の英語学習のモチベーションを上げるのに一番効果があるのは、「英検」です。

個人的には、英検は受けても受けなくてもどっちでもよい検定試験だと思っています。日本でしか認知されませんし、主に語彙力を問う比較的ザルな検定試験だからです。

とはいえ、英検をきっかけにやる気が出る子は多いです。お友達で級を持っている子がいるとか、塾で受けるように言われたりするからでしょうか。

子供ながら、英検の級を持っている=凄いと思うのだと思います。そして、何らかの直近の目標があると、なんでも頑張れますよね。ですから、英検は子供のやる気を出すために、英検は利用できるのです。

無理な受験でトラウマにならないように

とはいえ、あまりに無理な受験を強いると、それがトラウマになり、英語嫌いになってしまいます。ですから、ここはお子さんの性格や状況をよく見極めて下さい。

まずは英検のHPにある過去問を解かせてみて、適切な級を選びます。そして、無理のないスケジュールで、挑むと良いと思います。

ここで注意なのは、英検は100点を目指さなくて良いということ。合格ラインは60%程度です。

英検5級4級の問題は、リーディングとリスニングのみで、全て4択問題です。

ということは、30%は自信をもって正解できて、のこりは4択を2択まで絞れれば50%程度の確率で受かることが出来るのです。

とにかく、出題範囲の文法を理解する、過去問で出てきた単語は意味と発音を覚える、過去問を数回分解くなどして、対策すればいいです。

理由は何にせよ、英語を能動的に学ぼう

目的意識を持って勉強する事は、なんとなく英語のレッスンを受けているだけよりも、学習効果が高いです

ですから、モチベーションを上げるためには、英検を受けるのも一つの手かも知れません。お子さんがやる気になったら吉日です。

自宅での英検対策の仕方は、別の記事に書いていきたいと思います。