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本気で英語習得するならどっちも!:外国人講師と日本人講師の使い分け方

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私は中学から英語の勉強を始め、ほぼ国内で英語力を高めてきました。会社員時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

 

YouTubeなんかを見ていると、昔は貴重だった英語が出来る人も、今ではそう珍しくないように感じませんか。

そして、今の20代30代は、帰国子女でもなければ留学経験もないのに、英語が話せる人が結構いますよね。ずっと日本で暮らしていても、その気になれば英語力は身につくということを表しているように思えます。

さて、ではどうすれば日本にいながら英語力を高められるのでしょうか。

一番簡単な答えは、「英会話スクールや家庭教師をつけて、会話練習・発音矯正・ライティング指導などを受ける」、だと思います。

では、英会話スクールに行くなり、先生を付けるなりするとします。次の悩みは、「外国人講師が良いのか、日本人講師が良いのか」、です。

講師の能力の違いに注目しよう

ここで注意していただきたいのは、講師を国籍や民族で区別しないということです。

インターナショナルな人ほど、バックグラウンドは多様です。実際、外国人・日本人という簡単な分け方によって、傷ついている方が多くいらっしゃいます。

そう思いつつも、ここでは分かりやすく外国人講師、日本人講師と表記しました。しかし、この記事で私がお伝えしたいことは、講師の持っている能力の違いを理解しておこう、という提案です。

ここでいう外国人講師とは、「ネイティブレベルに正確な英語力をもち、スタンダードに近い発音(リスニング教材に収録されている様な発音)の英語話者」を指すことにします。綺麗な発音や自然な英語表現を磨くとき、とても頼りになる存在です。

*また、日本人講師とは、「ネイティブレベルに正確な日本語力をもつ日本語話者で、英文法を日本語で解説できる講師」を指すことにします。英語を外国語として学んできたからこそ、英語を日本語で解説できます。生徒の悩みやつまずきも理解できます。それが強みです。

最適な講師の使い分け方

さて、前置きが長くなりました。

私の考える「最適な外国人講師と日本人講師の使い分け方」は以下の通りです。「お子さんの発達段階に合わせて先生を使い分ける」ところがミソです。

0歳~10歳:外国人講師

小5・小6:日本人講師(+外国人講師)

中学生:ケースバイケース

高1~:外国人講師

では、詳細を解説していきます。

0歳~10歳:外国人講師

とにかく、10歳までの子供は耳が良い!この耳の良い時期を逃すのはとても勿体ないです。

とにかく、ネイティブレベルの英語話者の先生に綺麗な発音を聞かせてもらいましょう。もちろんオールイングリッシュのレッスンが良いと思います。

注意してもらいたいのは、微妙な発音の日本人講師。日本人講師でも綺麗な発音の方はいますが、そうでない方も残念ながらいます。せっかくの耳の良い時期を無駄にしないように。。。!

小さいうちは遊びが大好き(勉強は嫌い。。)ですから、遊びながら自然と英語を覚えさせてくれるような英会話スクールが良いと思います。

遊びは他のお友達がいた方が盛り上がるので、マンツーマンよりは集団をお勧めします。とはいえ、人数が多すぎると目が行き届かないので、できれば1クラス3~5人くらいが良いかと思います。

また、巷の英会話スクールはレベル別にクラスが分かれていません。ですから、クラスメイトと英語の習熟度があまりにも違うと、結構辛いかも知れません。入る前に、他の生徒さんについて聞いておくと良いと思います。

多少のレベルの違いはむしろ良く作用します。子供の教える力は侮れません。お友達のサポートによって、急成長出来る可能性もあります。

小5&小6:日本人講師(+外国人講師)

10歳を過ぎると、耳の良さは衰えていきます。一方で、読み書きが得意になり、理解力もグッと上がります。

ですから、小5を過ぎたあたりから、英会話のレッスンも受けつつ、日本語で英文法を教えてもらうのがおススメです。英語で英文法を説明できない事も無いですが、効率が悪いです。

「今まで外国人の先生に習っていたけれど、なんだかレッスンに付いていけなくなった。」という場合は、日本人講師に乗り換えるのがおススメです。

逆に、レッスンについていけている場合は、外国人講師と日本人講師との併用が断然おススメ。日本人講師に英文法を教わっておくと、中学英語にスムーズに入れます。

というのも、「小さい頃から英会話スクールに通っていた」は、「中学校の英語の成績が良い」、とは必ずしもイコールではないのです。残念ですが、文法でつまづく生徒さんはいます。

英検など受験対策が得意なのも、日本人講師です。高学年ともなると、英検を受ける子が結構いると思います。ついでにサポートしてもらえるので良いですね。

「発音がとてもきれいで英会話も流暢、かつ英文法を日本語で解説出来る先生」を見つけられれば、それが一番良いかもしれません。

中学生:ケースバイケース

中学生になると、英会話スクールをやめて塾に入る子が多いです。

学校の英語の勉強はコミュニケーション重視、塾の英語は文法重視。ですから、この2つがちゃんとこなせていれば、英語力は付いていきます。

中学で基本的な英文法を学ぶことで、少しずつ、自分の言いたいことを英語で表現できるようになっていきます。英語教育において、本当に大切な3年間です。

塾に行っていない又は塾に行っていても文法に自信が無い場合は、日本人講師の家庭教師を付けると良いでしょう。英会話が出来て、発音も良い先生であれば、会話練習や発音も直してもらえますよ。

余力のある生徒さんは、勿体ないので日本人家庭教師なり外国人講師なりを付けると良いと思います。目的別に使い分けましょう。

日本人講師を付けるなら、先取り学習をして中3までに英検2級を取っておくと良いでしょう。会話が出来て発音も良い講師なら、その練習もしてもらえます。

外国人講師なら、会話練習などアウトプットの練習をどんどんしておきましょう。学校の先生や塾の先生の英語の発音って、、、恐らくそんなに良くない場合が多いと思います。

高1~:外国人講師

高校生にもなると、基本的な英文法・英単語が身についています。あとは実践あるのみです。外国人講師と一緒にアウトプットの練習をしましょう。

週に2回、25分程度、会話の練習が出来ると良いですね。オンラインの英会話サービスを利用すると良いと思います。

英語が話せるだけでなく、英語教育のトレーニングを受けている人を選ぶとなお良いと思います。そしてなりより、気の合う先生を見つけましょう。

会話だけでなく、ライティングの添削もしてもらうと良いですよ。ネイティブでなければ分からないことも、直してもらえますからね。

ただ、添削したところで、なぜそう直すのかは、講師によっては説明できないかも知れませんが。また、英語で文法を解説してもらったとしても、高校生だとまだ難しいかも知れません。

おわりに

とにかく、日本で日本語に囲まれて暮らしていると、外国語を習得することはかなり難しいです。ですから、英語学習は長期戦だと思ってください。

すぐに話せるようになるには、幼少期に英語圏に移住するとか、インターナショナルスクールに入れるとか、お高い英語塾に入れるしかありません。

日本で英語力を伸ばすには、お子さんの性格やその時の様々な状況に合わせて、色々と試してみるのが良いと思います。気長に行きましょう。

随分長々と書きましたが、そういう私は英会話スクールには通わず、自分で色々と工夫して英語力をつけてきました。一体どうやって英語力を伸ばしたかについては、別記事で書いていきます。