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英語の「伸び悩み」を突破する方法

こんにちは、英語専門の家庭教師Mindyです。

私は中学から英語の勉強を始め、ほぼ国内で英語力を高めてきました。社会人時代はグローバルに働いており、TOEICは915点です。

英語学習はダイエットと同じように、成果が出た後はしばらく踊り場状態が続きますよね。

今日は、英語の勉強をしていると誰もが直面する「伸び悩み」について、書いていこうと思います。

この記事を読めば、伸び悩みを突破する足掛かりが見つかるかも?!

「ブレーキの犯人」を見つけよう

まず結論から述べます。「伸び悩みを突破するには、ブレーキをかけている犯人を見つけるべき」です。そこに突破口があるかもしれません。

「頑張っているのに成果が出ない」「勉強しているのに全然点数が上がらない」など、悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

そんな、勉強しているのに英語力が伸びない人の中には、勉強すべきことを放置して、他のことばかり勉強している人もいるかもしれません。

そういう場合、「足を引っ張っている部分を見つけ、そこを避けずにちゃんと勉強すれば、英語力は向上する」と私は考えています。

得意な分野だけ学んでいても学習効率は悪い

何も勉強したくないときは、これならやっても良いかなと思うことをやると良いと、以前の記事に書きました。英語の勉強が嫌になった時にすること - midoenglishの日記

やっても良いと思えることとは、多くの場合、自分が得意な分野になると思います。やっていてもそんなに苦ではないわけですからね。

とはいえ、得意な分野だけ勉強していても、英語の伸びは緩やかになるでしょう

例えば、「リスニングくらいならやっても良い」と思って、リスニングだけ練習したとしましょう。

この場合、ある程度まではリスニング力が伸びると思いますが、ある段階から伸びなくなるはずです。

耳は英語に慣れていくはずですが、そもそも語彙力が足りなかったら、難しい話を聞いても理解できません。

それどころか、語彙力が限られていれば、writingで書けることは限られますし、speakingでも思うように話せないでしょう。readingも、分からない単語だらけの文章は読めませんよね。

このように、足を引っ張っている要素を伸ばさない限り、得意な分野さえも伸びなくなってしまうことがあります。これが「伸び悩み」の正体です。

語学の要素は全て繋がっている

語学は4技能(reading, listening, writing, speaking)や他の要素(語彙・文法・発音)に分けられますが、そもそも1つの言語ですから、それらは繋がっています。

だからこそ、何か1つが陥没していると、それが総合的な英語力に悪影響を与えてしまうのです。

ということは、逆に考えると、「ブレーキになっている要素を向上させれば、総合的な英語力は自然と向上する」と考えられるのです。

英語の“桶理論”

みなさん、「ドベネックの桶」をご存知ですか。これは、「植物の成長」と「成長に関わる因子」の関係を、「桶に入る水の水位(水かさ)」を使って説明する理論です。

ja.wikipedia.org

Wikipediaの説明を引用すると、

植物の成長を桶の中に張られる水に見立て、桶を作っている板を養分・要因と見立てる。たとえ一枚の板のみがどれだけ長くとも、一番短い部分から水は溢れ出し、結局水嵩は一番短い板の高さまでとなる。

とあります。これが、英語学習にも当てはめられると、私は考えています。

つまり、「英語の4技能(reading, listening, writing, speaking)や他の要素(語彙・文法・発音)」をそれぞれ「桶の板」に見立て、「総合的な英語力」を「桶の水かさ」に見立てます。

英語の技能のどこかに弱点があれば、その板が短いということになり、そこを伸ばさないと桶の中の水かさは上がらない。つまり、英語力は伸びない、ということです。

つまり、足を引っ張っている要素を見つけ、それを集中的に勉強することが、効率よく英語力を上げるひとつの方法だと、私は考えています。

おわりに

私が一番伸び悩みを感じたのは、大人になってからです。メーカー勤務時代は仕事で英語を使っていましたが、仕事を通して英語力が劇的に伸びた!とは感じませんでした。

「仕事でアウトプットをする機会があるのに英語力がそこまで伸びないのは、自分がアラサーだから。年取ったら吸収が悪いのよ~」と思っていました。

それでも、英語力を伸ばしたくて、よくよく自分の英語を観察しました。そして気が付いたことが、文法事項を少々忘れていたという事実。。

言い訳ですが、私の専攻はライフサイエンスでしたので、英文法をしっかりと勉強したのは高校生が最後。。。10年以上も昔!

文法に苦手意識も無かったので、文法を学び直そうなんて発想は全くありませんでした。むしろ、伸ばしたかったlisteningやspeakingにばかり気を取られていました。

しかし、文法を復習したことで、自分の英語表現の幅が狭かったことに気が付き、改善できました。

皆さんも、思わぬところにブレーキの犯人がいるかもしれません!色々試して探してみて下さいね。それでは♪