midoenglishの日記

オンライン英語家庭教師による英語教育関連情報などなど

気付いて!小学生から英語を本気で勉強すべき理由

こんにちは!オンライン英語講師のMindyです。

私は約25年前、中学に入ってから英語の勉強を始め、ごく普通に、高校入試・大学入試を経験してきました。

理系ですが、英語が好きで大学生になってからも英語の勉強を続け、ほぼ日本国内で使える英語を身に付けました。

TOEIC915点、 IELTS 7.0 (CEFR C1)、 サラリーマン時代は英語を使って海外の方と一緒に仕事をしていました。

 

さて、今日は主に小学生のお子さんを持つ保護者の方向けに、書いていきたいと思います。

皆さん、「英語は今の時代とても大事。英語が出来ると入試にも役に立つ。」と、考えていらっしゃる方が大半だと思います。

ただ、なぜ大事なのか、どのくらい大事なのかまでは、もわっとしている方もいらっしゃるかもしれません。

だいぶ先の大学受験を視野に入れると、小学生から本気で英語を頑張る理由が見えてきますよ!

それでは、解説していきます。

 

なぜ小学生から本気で英語を頑張るべきなのか

まず結論から申し上げますと、小学生から始めないと、大学受験に間に合わない。ということです。

さらに言うと、社会に出る時までに仕事で使えるレベルにならない。とも言えます。

それでは、私の実体験と朝日新聞の記事をご紹介します。

 

大学共通テストを解いてみた

皆さんご存知の通り、センター試験に代わって、2021年度から大学共通テストが始まりました。

私自身、大学共通テストがどんなものか見てみたくて、2022年度の英語を実際に解いてみました。

そしたらビックリ。なかなか難しい!正直、少々焦りました。

私が大学受験をしたのは20年ほど前でしょうか。センター試験の時代です。

センター試験は、「大量の基本問題をスピーディーにミスなく解き、高得点を目指す試験」という認識で私はいました。

国立大学を目指している人は、8割以上、場合によっては9割以上の得点をターゲットにしていたと思います。

私は英語が得意だったので、過去問や模擬試験など解いて、いつも95%以上取れていました。

見直しをする時間も十分にあった記憶があります。

しかし、、、

2022年度の大学共通テストを解いてみたところ、初見で解いたためか、見直しをする時間はありませんでした。

一応、180点(9割)は取れていました。

解いてみた感想ですが、

大学共通テストは文章量が圧倒的に多く、リスニングは量も難易度も全てアップしていました。

印象としては、TOEICTOEFLが混ざったような試験でした。

データで大学入試英語の難問化をみてみよう

私のフワッとした感想では伝わりにくいと思うので、朝日新聞の記事をご紹介します。

まずはこちらを読んでみて下さい。

そう、まさに、「親世代の常識が通用しないほど難化」しているのです!

それに気が付いて欲しいのです。

以下、記事の一部を引用します。

「最近の入試英語に共通して当てはまる変化は、一定時間内に処理しなければならない英単語数が飛躍的に増加したことです」

例えば、1989年の共通1次試験(当時)では、100分の筆記試験で総単語数は2728語、1分あたり27.3語を読んで解答すればよかったのに対し、2023年の大学入学共通テストでは、80分のリーディングで総単語数は6014語、1分あたり75.2語の処理スピードが求められています。

センター試験のデータではないので私の世代の方には分かりにくいと思いますが、とにかく、30年前よりも2-3倍難しくなったとザックリ認識していただければと思います。

実際に入試問題に目を通してみてみると、実感がわくと思います。読まなければならない文章の長いこと!!

ちらっと見てみて下さい。そして、時間があれば、時間を計って解いてみて下さい。

今の子供たちが置かれているハードな状況が、良く見えてくると思います。

なぜ英語の入試問題は難化したのか

では、そもそもなぜそんなに急激に英語の入試問題は難しくなったのでしょう。

ここからは私見です。

大学共通テストを解いてみて実感したのですが、あのテストが大学受験の段階でそれなりに解ければ(8割以上)、将来社会に出た際に英語で十分海外の人たちと渡り合っていけるレベルに到達できる可能性が高い。

ということなんだと思います。

あのレベルの問題がそれなりに解ければ、大学の専門教育も英語でそれなりに理解できるはず。

そうなれば、社会人になったころには、日常会話だけでなく、自分の専門分野についても英語で扱えるようになるわけです。

ですから、ペース配分としては最高。と思います。

文科省はいい塩梅に目標を設定してくれたわけです。

となれば、後はそれに応えるべく、生徒たちが全力でレベルアップを図れば良いのですね。

難問化した英語の入試問題に対応するには

とはいえ、難問化した大学入試に対応するため、というより、仕事で英語を使えるようになるためには、おそらく今の学校教育のままでは不十分でしょう。

では、どうすべきか。

私が思うに、まずは早めに英語の勉強を始める、と良いと思います。

具体的には、むやみに英語を押し付けるのではなく、小4までは英語に楽しく触れる機会を多く作り、小5以降は文法やスペリングも覚え始めると良いでしょう。

というのも、中学英語は2,30年前とは異なり、習う文法の範囲も広く、覚えるべき単語数も非常に多いからです。

小学校高学年から中学英語を始めておくと、中学に入ってからが楽です。

次に出来ることは、英語の勉強時間を多くとるということです。

今の大学共通テストに対応するためには、恐らく多くの場合、学校の授業時間だけでは不十分です。

塾に通っていてもまだ不十分です。

それはなぜか。

主に公立中学校について話しますが、学校では会話、語彙、文法、外国の文化など、広く浅く教えます。

圧倒的に時間が足りないので、どうしても浅くなってしまうのです。

中学がコミュニケーション重視の授業になっていますから、文法が苦手な中高生が多くなっています。

そこで、文法を強化するために塾が役に立ちます。

では、会話はどうでしょう。長文を沢山読む練習はどうでしょう。

高校生になれば、ロジカルライティングも出来たほうが良いでしょう。

それら学校でも塾でも足りないことは、独力でも、外注でも良いですから、とにかくやっていったほうが良いです。

おわりに

とにかく、第一歩として、「現在地を理解すること」と、「その先に(知らぬ間に勝手に)設定されたゴールがどこにあるか知る」ことです。

結構頑張らないとヤバい!という状況に気が付けば、余裕を持って本気で英語の勉強を始められるのではないでしょうか。

私のオンラインのレッスンにご興味のある方は、私のHPを一度ご覧になってください!

https://english-with-midori.jimdosite.com/