midoenglishの日記

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中学からでも遅くない!英語の発音を良くするためにすべきこと

こんにちは!Mindyです。オンラインで英語専門の家庭教師をしています。中学から英語の勉強を始め、ほとんど日本国内で英語力を伸ばしてきました。現在TOEIC 915点です。

アラフォーの私は、思春期にBackstreet Boys」や「宇多田ヒカルの歌を聞き、歌い、知らず知らずのうちに英語の発音練習をしていました。

もちろん泥臭い発音練習などにも取り組み、中学から英語を始めた割に発音が良くなったと自負しています。

AIが英語の発音を採点してくれる「ELSA」というアプリでは、90点を取りました。(とはいえ、試しにカタカナ発音で話してみても70点が出ました。。90点で胸を張って良いのかどうなのか。悩)

ネイティブレベルの発音を身につけたいなら、遅くとも10歳までに英語圏へ移住しましょう。とはいえ、多くの場合そんなことは無理!ですよね。

ということで、日本で発音練習するなら以下を読んでみて下さい。中学からでもある程度のレベルを目指せますよ!

①子音の後ろに不要な母音を挿入しない

日本語は、基本的に子音の後ろに母音(a,i,u,e,o)を挿入します。一方で、皆さんご存知の通り、英語は子音の後ろに母音を挿入しないケースが多々あります。

例えば、dog(ドッg)を発音しようとして、"g"の後ろにしっかり"u"を発音してしまって、dogu(ドッグ)と発音してしまうミスです。

このミスが一番「カタカナ英語」をカタカナ英語にしている原因です。

②l, r, f, v, th などの日本語に無い子音

これらの発音は、難しいです。しかし、特にLとRは、一度マスターしてしまえばそんなに難しくありません。

それに加えて、LとRが綺麗に発音できると、一気に発音が良くなったように気持ちになれます。ですから、発音練習を頑張りましょう。

③英語の母音を練習する

①②は練習すれば、比較的簡単に出来るようになります。しかし、それでも「カタカナ英語」を卒業できない気がする。。そう思っている方は多いのでは?

カタカナ英語をカタカナ英語っぽくしているもう一つの原因は、「英語の母音」です。意外と盲点ではありませんか?

英語の母音は、マスターするのはちょっと大変。「あ」っぽく聞こえる母音がいくつかあるけど、全然区別できない。。最初はそう思うと思います。

ですが、ここを乗り越えると、かなり英語っぽい発音になります。諦めずに頑張りましょう。

また、母音を正確に発音できないと、違う意味の単語だと相手に誤解されかねません。ですから、母音のマスターは軽視できません。使える英語力を身につけたいのであれば、特に大事だと考えて下さい。

例えば、stamp /stǽmp/(切手)と stump /stʌ́mp/(切り株)。

/ǽ/は、アとエの間みたいな音。一方/ʌ́/は、口をあまり開けないで発音するアみたいな音。

「郵便局で切手買ってきた~♪」と言ったつもりが、「郵便局で切株(しかも複数形)買ってきた~♪」なんて言っていたら、相手も「ハァッ?!」ってなりますよね。(実体験です。(;'∀')アセアセ)

母音をマスターするには発音記号を理解しておくと良いです。中学生であっても、チラ見くらいはしましょう。

④英単語に読み仮名をふらない

声を大にして言いたい。英単語に読み仮名をふらないでと。読み仮名をふったとたん、”th”と”s”の区別は付きません。”l”と”r”も区別は付きません。

それどころか、先程例に挙げたアに聞こえる母音たちも区別できなくなります。読み仮名をふった時点で、発音はおろか、スペルも覚えにくくなるし、リスニングも捨てたと思ってください。

中学生であっても、発音記号をなんとなく理解できるはずです。易きに流れないように。急がば回れです。

昨今の中学生向けの単語帳には、9割がた読み仮名がふってあります。なぜなんでしょうね。その方が売れるんでしょうか。

私は自分の生徒には、単語帳の読み仮名を修正テープで消すように指導しています。

⑤抑揚、アクセント、リズム

英語には英語特有のリズム感があります。それが無いと、仮に発音が素晴らしくてもネイティブ的には聞き取りにくいんだとか。

これも、練習あるのみですね。

発音練習の仕方

発音練習のやり方は様々あると思います。

基本的に大事なことは、正しい発音を何度も聞いて覚える、何度も声に出して真似してみる。チャンスがあれば、発音の良し悪しを判定できる人に発音を聞いてもらって直してもらう。です。

好きな洋楽を使うでも良し、中学生なら学校のテキストの音声をテープが擦れて切れてしまうくらい(。。。今時はQRコードを読み込んでスマホで聞くんでしたね)、聞いて発音練習してください。

おわりに

日本にいながら英語の発音を良くするには、学校や塾の授業だけでは不十分です。本人がしっかりと目的意識をもって練習する事が大切です。

とは言え、世界の英語話者のうち、いわゆる”ネイティブスピーカー”(アメリカ、イギリスなどの英語圏出身者)はたったの20%程度。

色々な訛りを持った人、英語圏外出身でも訛りのない人、様々なケースがあります。ですから、いろいろな英語の発音に慣れていて理解できる、ということが重要だと思っています。

とはいえ、何かしらの指標というか、スタンダードを目指すことも大切だと思っています。皆が思い思いの訛りで好き勝手に話していたら、同じ言語でも通じないですよね。

言語はコミュニケーションのためのツールです。だからこそ、万人に通じるスタンダードな発音(音声教材に採用されている発音)をお手本に練習しましょう。小さい頃から英語環境にどっぷり浸っていない限り、いずれにせよ少しは訛ってしまうんですから。

何だかんだと長くなってしまいました。どなたかの参考になればと思います。