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使える英語力の鍛え方:中学から英語の勉強を始めた私の実体験③

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私自身、中学から英語の勉強を始め、社会人になるころには、グローバルに働ける程度の英語力を付けました。英会話スクールや語学留学には、ほぼ頼っていません。TOEICは915点です。

 

前回に引き続き、今回も「中学から英語の勉強を始めた私が、社会人になるまでに、どうやって使える英語力をつけたか」について、ご紹介します。

私は博士課程まで行ったので、大卒の方と比べて社会に出るまで5年間も猶予(?)がありました。その期間を有効に使って、大学時代よりもさらに英語力を鍛えました。

ということで、最終回の今日は「大学院時代に私が実際にやったこと」を具体的に紹介します。

 

大学院時代に私がやったこと

大学院に入ると英語の授業がないため、自主的に意識して英語を日常生活に取り込んでいました。

リーディング

英語の論文を読むしかないので、リーディングは日常的にしていました。

自分の専門分野の英単語を知っていることは重要です。論文を嫌でも読まねばならなかったので、専門用語も嫌でも覚えることが出来ました。

また、通学の電車内で、英語の小説を読んでいました。いわゆる多読で、分からない単語は気にせずに読みました。

自分が面白いと思える小説を見つければどんどん読み進められるので、勉強している感じも無く、楽しめました。

ここでのポイントは、自分のレベルに合った小説を見つけること。難しすぎるとそもそも理解できないので、読み進めることが出来ません。

*多読は中学英語をマスターしてから始めた方が良いです。

リスニング

通学の電車内で英語のポッドキャストを聞いたり、大学受験で使っていた単語帳駿台文庫のシス単付属の音声教材をひたすら聞いていました。

また、アメリカンアイドルなどの英語のTV番組を見て、耳を鍛えました。これも、楽しみながら出来るのでおススメです。

*多聴も10歳以降は中学英語をマスターしてから取り組んだ方が良いです。

ポイントは、字幕を見つつも意識して英語を聞くこと。怠けて字幕だけを追っていると英語の勉強にはなりません。

スピーキング

日本にいると、英語を話す機会は本当に少ないです。そこで、頭の中で誰かと英語で話している設定で英会話の練習をしていました。名付けて妄想英会話。

日常的な話をするのにも、簡単に思えるのにどう表現したらいいのか分からないことは沢山あります。妄想中につまずいたら、後で調べたりして、表現力を磨いていました。

また、学内にいる海外の方に英語で話しかけていました。エレベーターで一緒になった時など、スモールトークのチャンスですね。

国際学会で発表も経験しました。話すことが大体決まっていて、それを話す練習をする事も、スピーキング力強化には役に立ったと思います。

修行の旅に出る

ここまで色々とやってきましたが、大学院最後の年に行ったのが「修行の旅」。学生時代の英語学習の総仕上げです。

とにかく「海外で、身1つで生きていくことが最高にカッコいい」と思っていた私は、その理想に近づくために「海外に1人で行って観光して帰ってくる」というミッションを己に課しました。

要はただの海外旅行なのですが、飛行機から宿からすべての手配を自分で行いました。ちなみに旅行先はかねてから憧れていたニュージーランド

計画を立てるために英語のホームページを見たり、予約のために英語でメールのやり取りをしたりしました。

その過程で、英語だけでなく、海外旅行の手配の仕方やその他諸々についても学ぶことが出来ました。

何より、自分の組んだ予定を全てこなし無事に帰国した際には、自分が背筋をピンと伸ばし、前を真っすぐ見つめ、堂々としていたことを覚えています。

この時だけではありませんが、海外から帰ってくるたびに、自分に自信がついて、明るく前向きに外交的になれました。この気持が、今でも自分を前に進めていってくれる原動力になっています。

奨学金と言う名の「学生ローン」を最大限に有効に使ったと思っています。

TOEIC受験

就活のためにTOEICを受験しました。テスト勉強はあまりしませんでしたが、それでも全く勉強しないのとは違います。

受験のプレッシャーを利用して、英語を学ぶモチベーションをあげるのは、時に有効です。

おわりに

痩せている人達は「(痩せるために)別に何もしていないよ~」と言いますが、もともとヘルシーな食べ物が好きだったり、ちょこちょこと良く動く働き者だったり、歩くのが好き、走るのが好き、やれなんだかんだで、知らず知らずのうちに痩せることをしています。

英語も同じです。好きなことと絡めて、英語を生活の一部にしてしまいましょう。

そして何よりも大切なのは、本人のやる気

やる気があれば、ある程度英語力は付きます。英語が話せない大人と私の大きな違いは、「英語学習に費やした時間の長さ」。これに尽きると思います。

営業トーク

「英語力をつけるのに一番大切なのは、本人のやる気」ですが、「頑張る方向性(つまり勉強の仕方)を間違えない事」もまた重要です。

英語の家庭教師をしている私の役割は、中学英語(つまり英語の基礎・土台)をしっかり固め、次の段階へ渡すことだと思っています。

次の段階とは、ネイティブスピーカーとの会話練習やライティング練習など、より実践的なものです。ここに到達して初めて、見えるもの、経験できることが沢山あります。英語を学んで、ぜひ世界中の人々と対話をして下さい。

今の若い子たちには、私よりも効率よくサッサと英語力を付けて、超えていって欲しいと思っています。一緒に頑張りましょう!