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羨ましい!英会話が上手くなりやすい性格とは

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。英語の勉強は中学から始めましたが、時に諦め、時に頑張りながら、基本的に日本国内で英語力を高めてきました。

その努力の甲斐あって、会社員時代はグローバルに働いていました。現在はTOEIC 915点です。

 

さて、本日のテーマは、「英会話の上達が早い性格」について。

「語学の習得には、性格や価値観、生まれ持ったセンスなどが関係する」と、何となく感じています。

今日はその中でも特に、「会話力と性格の関係」にフォーカスを当てて書いていきたいと思います。

話好きな人は英会話の上達が早い

英会話の上達が早い人は、「お喋りが大好きな人」!

「誰かと話している時、主に自分が喋っている」という方、おめでとうございます。英会話が上手くなるポテンシャル大です。

なぜでしょうか。理由は簡単で、とにかく英語で話す練習が沢山できるからです。何よりも、アウトプットの練習を沢山する事が、英会話上達への一番の近道です。

反対に、いわゆる「聞き上手」な方は、英会話の上達はゆっくりになりがちです。聞く力は鍛えられるかもしれませんが、相づちばかりでは話す力はなかなか伸びません。

社交的な人は英会話の上達が早い

話好きもそうですが、そもそも外交的な人は、英会話が上達しやすいと思います。なぜなら、人との交流が好きなので、自然と会話をする場面が増えるからです。

そもそも英会話は相手あってのものですから、他人と関わらないとなかなか練習が難しいのです。

その点、社交的な人は、次々と聞きたいことが頭に浮かぶ会話上手。どんどん友達が増え、英語で話す機会も増え、英会話がドンドン上達していきます。

話好き、外交的な人は留学を!

語学留学しても英語力が伸びない人がいます。それは内向的で人との会話を避けてしまう人。

もしあなたが、「お喋り大好き、友達もドンドン作れる外交的な性格」なら、留学が英会話上達への近道だと、私は思います。

留学にはお金がかかります。ですから、どうせ行くなら確実に成果を出したいですよね。アウトプットの練習が臆せず出来る性格なら、それなりの成果が期待できると思います。

語学留学の成果を出すには

とはいえ、いくら社交的な性格だとしても、語学留学の効果がイマイチ出ないケースもあります。それは、基本的な英語力を身につけいていない場合。

10歳以下の子供であれば、英語の環境にいれば自然と英語を覚えるでしょう。しかし、子供でないのであれば、留学までに中学卒業レベルの英単語と英文法は最低限、身につけておくべきです。英検であれば、準2級は欲しいですね。

語学留学よりも安く成果を出すには

留学の良いところは、語学だけでなく、外国での生活を通して、文化やその国のシステム、価値観など、様々なことを学べる点にあります。しかし、コストがかかります。

では、「おしゃべり好きで社交的な基礎的な英語力をつけた人」が、より安価に英会話を上達させるにはどうすればいいのでしょうか。

それには、やはり英会話教室に通うなり、オンライン英会話サービスを利用して、ネイティブレベルの方と会話練習をするのが一番だと思います。

こちらも安くはありませんが、語学留学よりは、はるかに安価です。

おわりに

実は、私自身はそこまで外交定期という訳でもなく、1人行動が大好きです。おしゃべりは大好きですが、場合によっては聞き役にまわることもよくあります。

つまり私自身、ここで言う「英会話の上達が早い人」ではありません。ですから、もしかしたら、社交的な人と比べると英会話の上達は遅かったかもしれません。

ですが、それは多少の差であって、一生英会話が出来るようにならないという訳では全くありません。

仮に内向的であっても、色々工夫すればいいだけです。心の中で友達に英語で語り掛けるのでも良いし、気の合う人を見つけてその人とだけ会話を楽しんでも良いのです。

私自身、短期の留学経験がありますが、外交的でないなりに友達を作り、楽しく英会話の練習が出来ました。とはいえ、やはり内向的な人は特に、留学で英語力を伸ばそうとは考えずに、留学までにある程度しっかりと英語力を伸ばしておくべきだと思います。

一方で、社交的な性格でも「留学先で日本人の友達とばかり遊んでいて、英語が上達せずに帰国する」、なんて例もよくあります。

とはいえ、もしあなたがおしゃべり好きの社交的な性格なら、語学留学は一つの選択肢にしても良いのでは、と私は思います。

皆それぞれ工夫して、自分にあった勉強法を探してみて下さいね♪ それでは。

 

 

使える英語力の鍛え方:中学から英語の勉強を始めた私の実体験③

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私自身、中学から英語の勉強を始め、社会人になるころには、グローバルに働ける程度の英語力を付けました。英会話スクールや語学留学には、ほぼ頼っていません。TOEICは915点です。

 

前回に引き続き、今回も「中学から英語の勉強を始めた私が、社会人になるまでに、どうやって使える英語力をつけたか」について、ご紹介します。

私は博士課程まで行ったので、大卒の方と比べて社会に出るまで5年間も猶予(?)がありました。その期間を有効に使って、大学時代よりもさらに英語力を鍛えました。

ということで、最終回の今日は「大学院時代に私が実際にやったこと」を具体的に紹介します。

 

大学院時代に私がやったこと

大学院に入ると英語の授業がないため、自主的に意識して英語を日常生活に取り込んでいました。

リーディング

英語の論文を読むしかないので、リーディングは日常的にしていました。

自分の専門分野の英単語を知っていることは重要です。論文を嫌でも読まねばならなかったので、専門用語も嫌でも覚えることが出来ました。

また、通学の電車内で、英語の小説を読んでいました。いわゆる多読で、分からない単語は気にせずに読みました。

自分が面白いと思える小説を見つければどんどん読み進められるので、勉強している感じも無く、楽しめました。

ここでのポイントは、自分のレベルに合った小説を見つけること。難しすぎるとそもそも理解できないので、読み進めることが出来ません。

*多読は中学英語をマスターしてから始めた方が良いです。

リスニング

通学の電車内で英語のポッドキャストを聞いたり、大学受験で使っていた単語帳駿台文庫のシス単付属の音声教材をひたすら聞いていました。

また、アメリカンアイドルなどの英語のTV番組を見て、耳を鍛えました。これも、楽しみながら出来るのでおススメです。

*多聴も10歳以降は中学英語をマスターしてから取り組んだ方が良いです。

ポイントは、字幕を見つつも意識して英語を聞くこと。怠けて字幕だけを追っていると英語の勉強にはなりません。

スピーキング

日本にいると、英語を話す機会は本当に少ないです。そこで、頭の中で誰かと英語で話している設定で英会話の練習をしていました。名付けて妄想英会話。

日常的な話をするのにも、簡単に思えるのにどう表現したらいいのか分からないことは沢山あります。妄想中につまずいたら、後で調べたりして、表現力を磨いていました。

また、学内にいる海外の方に英語で話しかけていました。エレベーターで一緒になった時など、スモールトークのチャンスですね。

国際学会で発表も経験しました。話すことが大体決まっていて、それを話す練習をする事も、スピーキング力強化には役に立ったと思います。

修行の旅に出る

ここまで色々とやってきましたが、大学院最後の年に行ったのが「修行の旅」。学生時代の英語学習の総仕上げです。

とにかく「海外で、身1つで生きていくことが最高にカッコいい」と思っていた私は、その理想に近づくために「海外に1人で行って観光して帰ってくる」というミッションを己に課しました。

要はただの海外旅行なのですが、飛行機から宿からすべての手配を自分で行いました。ちなみに旅行先はかねてから憧れていたニュージーランド

計画を立てるために英語のホームページを見たり、予約のために英語でメールのやり取りをしたりしました。

その過程で、英語だけでなく、海外旅行の手配の仕方やその他諸々についても学ぶことが出来ました。

何より、自分の組んだ予定を全てこなし無事に帰国した際には、自分が背筋をピンと伸ばし、前を真っすぐ見つめ、堂々としていたことを覚えています。

この時だけではありませんが、海外から帰ってくるたびに、自分に自信がついて、明るく前向きに外交的になれました。この気持が、今でも自分を前に進めていってくれる原動力になっています。

奨学金と言う名の「学生ローン」を最大限に有効に使ったと思っています。

TOEIC受験

就活のためにTOEICを受験しました。テスト勉強はあまりしませんでしたが、それでも全く勉強しないのとは違います。

受験のプレッシャーを利用して、英語を学ぶモチベーションをあげるのは、時に有効です。

おわりに

痩せている人達は「(痩せるために)別に何もしていないよ~」と言いますが、もともとヘルシーな食べ物が好きだったり、ちょこちょこと良く動く働き者だったり、歩くのが好き、走るのが好き、やれなんだかんだで、知らず知らずのうちに痩せることをしています。

英語も同じです。好きなことと絡めて、英語を生活の一部にしてしまいましょう。

そして何よりも大切なのは、本人のやる気

やる気があれば、ある程度英語力は付きます。英語が話せない大人と私の大きな違いは、「英語学習に費やした時間の長さ」。これに尽きると思います。

営業トーク

「英語力をつけるのに一番大切なのは、本人のやる気」ですが、「頑張る方向性(つまり勉強の仕方)を間違えない事」もまた重要です。

英語の家庭教師をしている私の役割は、中学英語(つまり英語の基礎・土台)をしっかり固め、次の段階へ渡すことだと思っています。

次の段階とは、ネイティブスピーカーとの会話練習やライティング練習など、より実践的なものです。ここに到達して初めて、見えるもの、経験できることが沢山あります。英語を学んで、ぜひ世界中の人々と対話をして下さい。

今の若い子たちには、私よりも効率よくサッサと英語力を付けて、超えていって欲しいと思っています。一緒に頑張りましょう!

やけに偉そう?!日本の高校生に感じた違和感

強めのタイトルで注意を惹こうと試みました。Mindyです。

私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。中学から英語の勉強を始め、社会人になるころには、使える英語力を身につけました。会社員時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

 

先日、近所の高校の前を通った時、高校生が先輩の高校生に礼儀正しく挨拶しているのを見かけました。挨拶された先輩はタメ口で答えていて、明るいものの、なんだか偉そうな態度でした。

感じ悪いな~と思いました。1年早く生まれたから、学校に入ったから、偉いのでしょうか?

 

今日のトピックは、言語学習だけでなく異文化理解も大事」です。

私が英語の家庭教師をしているのは、もちろん生活のためですが、裏に大テーマがあります。それは、「海外でも生きていける人々の育成」です。

私は自分の生徒たちには、いずれ言語のバリアを乗り越えて、海外で見聞を広めてほしいと思っています。そして、そこで得た様々な経験や知識をもとに自分なりの意見を持ち、日本や、世の中を良くしていって欲しいのです。

そこで今日は、英語ではなく「異文化理解」に焦点を当てていきたいと思います。

海外で活躍するには言語が出来るだけでは不十分

英語を積極的に勉強している生徒さんたちは、将来海外に住んでみたいとか、海外で活躍したいと考えている人が多いと思います。

ここで注意してほしいことは、「英語が出来る」=「スムーズな英語コミュニケーションを取れる」ではないということ。

言語だけでなく、相手の文化や価値観、考え方、コミュニケーションの取り方を理解することが重要です。

日本特有の「上下関係」

さて、前置きが長くなりましたが、今日私が語りたいのは、上下関係について。

中高生の皆さん、後輩に対して無意識のうちにちょっと偉そうにしていませんか?もし国際交流を楽しみたい、海外で活躍したいと思っているなら、その態度、見直した方が良いかも知れません。

私自身、普通の公立中学に通っていました。上級生に対しては丁寧語を使っていましたし、下級生にはタメ口で話していました。運動部に所属していましたが、雑用は1年生の仕事でした。当時は何も疑問を抱かず、1年のときはせっせと働き、上級生になったら1年生に対して働くように強めに指示していました。

これが、私が初めて体験した「いわゆる日本の上下関係」です。よく覚えていませんが、偉そうな口調で喋っていたかもしれません。

とある外国人からみた日本の上下関係

昔、日本で働いていた外国出身の知人が愚痴っていました。「嫌いな相手、尊敬していない相手でも、年上・立場が上だったら敬語を使わないといけないのか?」

日本語はそういうものだ、日本の文化はそういうものだとは知っていましたが、割り切れずに、かなりのストレスを感じている様でした。

学校ならまだヒラリとかわせても、職場となると逃げ場も無く、先輩からのストレスは強烈なものだったようです。

敬語があるから浮かび上がる「上下関係」

ご存知の通り、日本語は敬語表現が他言語より豊富です。尊敬語、謙譲語、丁寧語があって、相手や状況に合わせて話すトーンを変えます。つまり、接し方が変わります。

ですから、話し相手との関係性が、話し方で浮き彫りになってしまいます。自分が相手との関係性をどう判断しているのか、言葉に表れてしまうんです。

これだけ敬語にうるさいのは、日本と韓国くらいではないでしょうか。(詳しくは分かりませんが。)

1つ学年が違うだけでも丁寧語を使うことが多いからか、年齢をやたら気にしがちなのも、日本人の特徴と言っても良いかも知れません。

英語の丁寧表現とコミュニケーション

英語の丁寧表現は、日本語と比べてシンプルです。それが表すように、英語圏ではそこまで年齢にこだわることはありません。

何十歳も年上であったり、明らかに敬うべき相手以外には、そこまで丁寧な表現は必要とされません。むしろフレンドリーに接する方が、好感を持たれる傾向があります。

英語圏ではありませんが、中国の文化も同様です。

フラットでヘルシーな人間関係を築こう

コミュニケーションにおいて大切なのは「相手を1人の人間として尊重する気持ち」。

そして、それを相手に上手く伝えることが重要です。敬語で表現することもあれば、好意的な接し方や態度で表すこともできます。

私の高校は2/3が帰国子女でした。そのせいか、運動部に入っても「体育会系」の感じは全くありませんでした。

むしろ、重いものを率先して持とうとしたり、先輩に楽をさせようと気を遣うと、逆に不快感を示されたものです。

「Mindyは車に乗って行きな~、私は歩いて行くから。」なんて優しくされたら、好きになっちゃいますよね!

ですから、先輩は後輩に優しくしてあげて、後輩は先輩に甘えて慕っていれば、好循環になるのではないでしょうか。

部内の雰囲気の良さもあってか、大会では良い成績を残すことができました。

おわりに

英語で話す生活に慣れると、かつての自分がそうであったにも関わらず、たった1歳の違いで上下関係を明らかにしながら会話をすることに、違和感を持ってしまいます。

「仕事仲間が外国人なんて当たり前」な世の中が、もう始まっています。

ですから中高生には、厳しすぎる上下関係に違和感を持ってほしい。礼儀をはき違えないでほしい。そして、もっとフラットで気持ちのいい世の中に変えていってほしいです。

そのための一助となれるよう、私も努力していきたいと思っています。

英会話講師あるある:いつも疲れている?生徒たち

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

日本国内で英語の勉強をし、会社員時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

さて、今日はかる~い小話を書いていきたいと思います。

「今時の小学生や中学生にHow are you?と聞いて何て返ってくるのか」という話なんですが。みなさん何だと思います?

そう、みんな I'm tired. って答えるんですよねぇ。もしくは I'm sleepy. です。

聞いている方としては、I'm fine. I'm good. あたりを想定して声をかけるんですが、、、皆そこそこ元気に見えるんですけどね~。

なぜ皆疲れていると答えるのか

そう答えてしまう理由は2つあると思っています。

1つは、「元気?」って聞かれて、「たり~」と答えたい子供ごころ。

わざとネガティブなワードを使いたくなってしまう、いたずら心ですね。

もう1つは、感情関係の英単語を習った時の名残です(推測ですが)。

どういう事かと言うと、小学生は fine, happy, angry, sad と一緒に、 tired とか sleepy を習います。

そして、会話練習に次のテンプレートを使います。 How are you? ー I'm ○○. これで英単語を覚えて、英会話の練習をするわけです。

幼稚園生なんか、可愛いですよ。How are you?に対して、ほぼみんな I'm happy! って答えますから。 

How are you? に対する答えは I'm fine. 一択だったアラフォーの私としては、なんだか新鮮です。

そんなに真剣に答えなくても良い

そもそも How are you? は軽い挨拶で、日本語の「元気~?」のようなものです。

ですから、(良い方は悪いですが)、聞いている方は、相手が元気だろうが何だろうがそこまで興味が無い訳です。返事すら、そこまで期待していないのではないでしょうか。

そこに「疲れている」と返されてしまうと、ちょっと面食らいますし、「大丈夫?何があったの?」って、少し心配になります。

ですから私は、中学生には「仮にちょっと疲れていたとしても、無難に I'm good. あたりで返しておこう」と話しています。

「I'm tired.」と答えるときは、「どうしたの?に答えても良い、むしろ聞いてほしい」と思っている時に使った方が良いのかも知れませんね。

「fine」も実はそんなに良くないというか、「まぁまぁ、悪くない」という意味なのは有名な話ですね。

あとは表情とノリで、伝わり方は違ってきます。表情次第では、good と言いつつも、別に元気でも何でもない感じは出せます。

ですから、省エネ志向の生徒諸君の「別に~」は、無表情の「Good.」や「Fine.」で表現できそうです。

おわりに

ちなみに私は、How are you? に対して、「Pretty good.」(ニコッ)と答えるようにしています。理由は特にありません。

日本語で「元気?」と聞かれると、生徒たちはたいてい皆反射的に「元気~。」と答えます。ですから、英語でも、そのノリで答えたら良いのではないかなぁ。

そんな風に思いながら、秋の夜は更けていきます。ではでは。

使える英語力の鍛え方:中学から英語の勉強を始めた私の実体験②

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私自身、中学から英語の勉強を始め、社会人になるころには、グローバルに働ける程度の英語力を付けました。英会話スクールや語学留学には、ほぼ頼っていません。TOEICは915点です。

 

前回に引き続き、今回も「中学から英語の勉強を始めた私が、どうやって使える英語力をつけたか」について、ご紹介していきたいと思います。

第2回目の今日は、「高校・大学時代に私が実際にやったこと」を、具体的に紹介します。

高校時代

私の高校は特殊で、生徒の2/3が帰国子女でした。ですから、普通に英語で会話している子たちがゴロゴロいました。

それを見て私は心が折れました。あぁ、自分はもう遅い。今から頑張っても通訳や翻訳の仕事なんて出来ないんだなと。

そう思っていたので、高校時代は中だるみしていました。しかし、ためになることも少しはやっていました。

学校の授業を真面目に受ける。

良い成績は取りたかったので、授業は真面目に受けました。やはり、学校の授業が基本。一番大切だと思います。

多聴多読

週1,2回程度で、ネイティブスピーカーの先生の授業がありました。初めて受けるオールイングリッシュの授業でした。

また、ハリーポッターを英語で読む授業がありました。graded readersという、レベル別に分けられた小説も読みました。辞書でいちいち単語の意味を調べず、大まかに話の流れを理解する、いわゆる多読です。

このように、多聴多読のおかげで、ザックリと素早く英語を理解できるようになった気がしています。

*多聴多読は、英語の基礎(中学英語)が入った後に取り組むことをお勧めします。

ロジカルライティング

学校の英語の授業で、論理的な作文の仕方について少しだけ学びました。アラフォーの私の世代は、作文と言えば中学で「起承転結」の書き方を学ぶだけでした。

英語は論理的な言語ですから、「言語そのもの」を学ぶだけでなく、「理論的な文章の構成の仕方」を学ぶことは、英語を操るうえでも大切なことです。

ロジカルライティングを通して、「英語的な考え方」にも理解が深まった気がしています。

大学生時代

英語の勉強を継続する

専攻は理系でしたが、選択科目で英語の授業を取っていました。やはり語学は継続が大切です。

英会話のレッスン

大学の選択科目に英会話の授業があり、人生初の英会話のレッスンを受けました。少人数制のクラスで、アウトプットの練習が出来ました。

短期留学

1か月間、アメリカの研究室に交換留学に行きました。当時はTOEFL PBTで530点程度。アメリカ人のルームメイトと仲良くなったり、語学と言うよりは、国際交流や異文化理解をする大変良い機会でした。

TOEFLの勉強

TOEFLは本当に良くできた検定試験です。受験対策をすると、自ずと使える英語力が身につきます。

正直、ここまで書いてきたことはどうでもいいくらい、TOEFLの勉強は役に立ちました。

私はALCTOEFL iBT対策本(reading, listening, writing, speakingの4冊)を使って自習しました。半年で53点から89点まで上がりました。

目標の100点には届かず、留学はできませんでした。しかし、TOEFLのおかげで使える英語力が飛躍的に向上したので、本当に受験して良かったです。

なんだか、TOEFLの宣伝のようですね。私は関係者ではないのですが笑

「なぜTOEFLがそんなに良いのか」、別の記事に後日書こうと思います。

おわりに

以上が、私が高校・大学時代に実際に行った英語の勉強方法です。

帰国子女に圧倒され英語を諦め理系に進みましたが、それでも英語の勉強を継続したことはプラスに働いたと思います。

とはいえ、高校時代にアウトプットの練習を始めていたら、もっと早く海外に出られたのだろうなと、若干残念に思う気持ちがあります。

ということで、私の生徒には、大学を卒業するまでには英語が普通に使えるようなペースで、指導しています。

次回は、大学卒業後に私がどう英語の勉強をしてきたか、ご紹介します。

・使える英語力の鍛え方:中学から英語の勉強を始めた私の実体験①

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私は中学から英語の勉強を始め、社会人になるころには、グローバルに働ける程度の英語力を付けました。英会話スクールや語学留学には、ほぼ頼っていません。TOEICは915点です。

 

本日は、「中学から英語の勉強を始めた私が、どうやって使える英語力をつけたか」について、ご紹介していきたいと思います。

私は自分なりに色々と工夫して英語の勉強をしてきたつもりです。そのなかでも、「これこそが効果があった!」というものを、3点紹介します。

ズバリ効果があったのは、

  • 英語の基礎(中学英語)をしっかりと頭に入れたこと
  • 日常生活の中に楽しみながら英語を取り入れたこと
  • TOEFLの受験勉強

です。

全てを解説するとかなり長くなるので、年代別に3つに分割して書いていきます。

第1回目の今日は、「中学時代に私が実際にやったこと」を、具体的に紹介します。

英語の基礎(中学英語)をしっかりと頭に入れる

中学英語は英語の基礎です。文法やその他基本的なことを学びます。ですから、しっかりと頭に入れるべきです。

私がやったことは、学校の授業を真面目に受けること。教材は、教科書と学校の副教材(問題集)だけを使いました。

基本的に、教科書は良くできているものです。必要なことはほとんど書いてあります。学校の副教材も良くできています。ですから、基礎を固めるには、公立中学の授業と教科書と副教材で十分です。

*下手に問題集など買い足して教材を増やしてしまうと、どれも消化不良になってしまいます。結果的に無駄どころか害になってしまうかも知れませんので、注意が必要です。

期試験対策

教科書本文を音読して、和訳して、英訳する。これを繰り返し、単語の意味、文法を理解し、覚えているか確認します。

新出単語は発音・意味・スペル、全て暗記します。

問題集は文法事項を本質的に理解しているかどうか確かめながら、覚えるべきことが覚えられているか確認しながら、2-3回解きます。

分からないところがあれば、学校の先生に質問します。

洋楽をとにかく聞きまくる。

アラフォーの私が小中学生だったころ、音楽番組は全盛期でした。月曜はHey,Hey,Hey、火曜はうたばん、水曜は徳光さんの昔のヒットチャートが出てくるやつ、金曜はMusic Station、土曜は夜もヒッパレ

ミーハーな私は、ほぼ毎週、全歌番組を見ていました。

歌を聴くのが好きだったので、家にあった洋楽のCDにも夢中になりました。Backstreet BoysとかブリトニーとかMr. Bigとか、とにかく毎日洋楽が家で何時間も流れていました。

ですから、何もしていない人と比べて、(歌ですが)リスニング量が雲泥の差でした。

聞くだけではなく、発音練習もしました。歌詞カードを見ながら歌ってみたり、日本語訳を見ながら「今歌っている所は日本語でこういう意味だな」とリアルタイムで分かるようにトレーニングしました。

完全にオタ活でしたが、後から考えると、英語の勉強になっていました。

ここでポイントなのは、歌詞を見ることですね。ただ聞こえるように口ずさんでいるだけだと、空耳アワーになってしまい、英語の勉強にはなりません。

このトレーニングのおかげか、英語の発音が良くなりました。幼児の様に耳が良くなくても、遅くはないんです。

教科書本文の発音練習

昔の中学では、よく教科書本文の音読をさせられました。

クラスで音読した時に、「おおっ」と思わせたくて、私は家で自主練をしていました。やり方は、教科書付属のCDを聞いて、自分が納得のいくまで発音を真似るだけです。

発音記号は読めませんでしたが、チラ見しながら半分くらいは理解できるようになっていました。発音記号は読めるとやはり良いですね。発音が良くなります。

おわりに

以上、私の英語力向上に役に立ったことをご紹介しました。

私は塾や英会話スクールには行っていませんでしたが、周りの生徒と比べてはるかに英語に触れている時間が長かったと思います。

そして、発音がそれなりに良くなったことも、ほっといて自然に良くなったわけではなく、たくさん練習した成果だと思っています。

「英語は生まれ持ったセンスがないと上手くならない」と考える人もいます。ですが、もし仮にセンスがあったとしても、何もしなければ上手くはなりません。

大抵のことは、努力した時間に比例した成果が出るのではないでしょうか。

努力と考えると辛くなりますから、生活の中に上手く英語を取り入れていくと、楽に英語の環境を作れると思います。中学からでも全然遅くないですよ。楽しく頑張っていきましょう!

次回は、私が高校時代に実践した英語の勉強法について書いていきます。

本気で英語習得するならどっちも!:外国人講師と日本人講師の使い分け方

こんにちは、Mindyです。私はオンラインで英語専門の家庭教師をしています。

私は中学から英語の勉強を始め、ほぼ国内で英語力を高めてきました。会社員時代はグローバルに働いていました。TOEICは915点です。

 

YouTubeなんかを見ていると、昔は貴重だった英語が出来る人も、今ではそう珍しくないように感じませんか。

そして、今の20代30代は、帰国子女でもなければ留学経験もないのに、英語が話せる人が結構いますよね。ずっと日本で暮らしていても、その気になれば英語力は身につくということを表しているように思えます。

さて、ではどうすれば日本にいながら英語力を高められるのでしょうか。

一番簡単な答えは、「英会話スクールや家庭教師をつけて、会話練習・発音矯正・ライティング指導などを受ける」、だと思います。

では、英会話スクールに行くなり、先生を付けるなりするとします。次の悩みは、「外国人講師が良いのか、日本人講師が良いのか」、です。

講師の能力の違いに注目しよう

ここで注意していただきたいのは、講師を国籍や民族で区別しないということです。

インターナショナルな人ほど、バックグラウンドは多様です。実際、外国人・日本人という簡単な分け方によって、傷ついている方が多くいらっしゃいます。

そう思いつつも、ここでは分かりやすく外国人講師、日本人講師と表記しました。しかし、この記事で私がお伝えしたいことは、講師の持っている能力の違いを理解しておこう、という提案です。

ここでいう外国人講師とは、「ネイティブレベルに正確な英語力をもち、スタンダードに近い発音(リスニング教材に収録されている様な発音)の英語話者」を指すことにします。綺麗な発音や自然な英語表現を磨くとき、とても頼りになる存在です。

*また、日本人講師とは、「ネイティブレベルに正確な日本語力をもつ日本語話者で、英文法を日本語で解説できる講師」を指すことにします。英語を外国語として学んできたからこそ、英語を日本語で解説できます。生徒の悩みやつまずきも理解できます。それが強みです。

最適な講師の使い分け方

さて、前置きが長くなりました。

私の考える「最適な外国人講師と日本人講師の使い分け方」は以下の通りです。「お子さんの発達段階に合わせて先生を使い分ける」ところがミソです。

0歳~10歳:外国人講師

小5・小6:日本人講師(+外国人講師)

中学生:ケースバイケース

高1~:外国人講師

では、詳細を解説していきます。

0歳~10歳:外国人講師

とにかく、10歳までの子供は耳が良い!この耳の良い時期を逃すのはとても勿体ないです。

とにかく、ネイティブレベルの英語話者の先生に綺麗な発音を聞かせてもらいましょう。もちろんオールイングリッシュのレッスンが良いと思います。

注意してもらいたいのは、微妙な発音の日本人講師。日本人講師でも綺麗な発音の方はいますが、そうでない方も残念ながらいます。せっかくの耳の良い時期を無駄にしないように。。。!

小さいうちは遊びが大好き(勉強は嫌い。。)ですから、遊びながら自然と英語を覚えさせてくれるような英会話スクールが良いと思います。

遊びは他のお友達がいた方が盛り上がるので、マンツーマンよりは集団をお勧めします。とはいえ、人数が多すぎると目が行き届かないので、できれば1クラス3~5人くらいが良いかと思います。

また、巷の英会話スクールはレベル別にクラスが分かれていません。ですから、クラスメイトと英語の習熟度があまりにも違うと、結構辛いかも知れません。入る前に、他の生徒さんについて聞いておくと良いと思います。

多少のレベルの違いはむしろ良く作用します。子供の教える力は侮れません。お友達のサポートによって、急成長出来る可能性もあります。

小5&小6:日本人講師(+外国人講師)

10歳を過ぎると、耳の良さは衰えていきます。一方で、読み書きが得意になり、理解力もグッと上がります。

ですから、小5を過ぎたあたりから、英会話のレッスンも受けつつ、日本語で英文法を教えてもらうのがおススメです。英語で英文法を説明できない事も無いですが、効率が悪いです。

「今まで外国人の先生に習っていたけれど、なんだかレッスンに付いていけなくなった。」という場合は、日本人講師に乗り換えるのがおススメです。

逆に、レッスンについていけている場合は、外国人講師と日本人講師との併用が断然おススメ。日本人講師に英文法を教わっておくと、中学英語にスムーズに入れます。

というのも、「小さい頃から英会話スクールに通っていた」は、「中学校の英語の成績が良い」、とは必ずしもイコールではないのです。残念ですが、文法でつまづく生徒さんはいます。

英検など受験対策が得意なのも、日本人講師です。高学年ともなると、英検を受ける子が結構いると思います。ついでにサポートしてもらえるので良いですね。

「発音がとてもきれいで英会話も流暢、かつ英文法を日本語で解説出来る先生」を見つけられれば、それが一番良いかもしれません。

中学生:ケースバイケース

中学生になると、英会話スクールをやめて塾に入る子が多いです。

学校の英語の勉強はコミュニケーション重視、塾の英語は文法重視。ですから、この2つがちゃんとこなせていれば、英語力は付いていきます。

中学で基本的な英文法を学ぶことで、少しずつ、自分の言いたいことを英語で表現できるようになっていきます。英語教育において、本当に大切な3年間です。

塾に行っていない又は塾に行っていても文法に自信が無い場合は、日本人講師の家庭教師を付けると良いでしょう。英会話が出来て、発音も良い先生であれば、会話練習や発音も直してもらえますよ。

余力のある生徒さんは、勿体ないので日本人家庭教師なり外国人講師なりを付けると良いと思います。目的別に使い分けましょう。

日本人講師を付けるなら、先取り学習をして中3までに英検2級を取っておくと良いでしょう。会話が出来て発音も良い講師なら、その練習もしてもらえます。

外国人講師なら、会話練習などアウトプットの練習をどんどんしておきましょう。学校の先生や塾の先生の英語の発音って、、、恐らくそんなに良くない場合が多いと思います。

高1~:外国人講師

高校生にもなると、基本的な英文法・英単語が身についています。あとは実践あるのみです。外国人講師と一緒にアウトプットの練習をしましょう。

週に2回、25分程度、会話の練習が出来ると良いですね。オンラインの英会話サービスを利用すると良いと思います。

英語が話せるだけでなく、英語教育のトレーニングを受けている人を選ぶとなお良いと思います。そしてなりより、気の合う先生を見つけましょう。

会話だけでなく、ライティングの添削もしてもらうと良いですよ。ネイティブでなければ分からないことも、直してもらえますからね。

ただ、添削したところで、なぜそう直すのかは、講師によっては説明できないかも知れませんが。また、英語で文法を解説してもらったとしても、高校生だとまだ難しいかも知れません。

おわりに

とにかく、日本で日本語に囲まれて暮らしていると、外国語を習得することはかなり難しいです。ですから、英語学習は長期戦だと思ってください。

すぐに話せるようになるには、幼少期に英語圏に移住するとか、インターナショナルスクールに入れるとか、お高い英語塾に入れるしかありません。

日本で英語力を伸ばすには、お子さんの性格やその時の様々な状況に合わせて、色々と試してみるのが良いと思います。気長に行きましょう。

随分長々と書きましたが、そういう私は英会話スクールには通わず、自分で色々と工夫して英語力をつけてきました。一体どうやって英語力を伸ばしたかについては、別記事で書いていきます。