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その勉強方法で効果は出ていますか?中学英語の定期試験対策のしかた

オンラインで英語の家庭教師をしています。私は中学から英語の勉強を始め、今ではTOEIC 915点、CEFRはC1レベル(IELTS 7.0)です。会社員時代は海外の企業と共同研究していました。

 

2期制の学校であれば、もうすぐで前期期末試験ですね。ということで本日は、中学の試験勉強について書いていきたいと思います。

中学の定期テストは教科書と副教材(ワーク)で事足りる

高校受験となると、塾に行かない場合はそれなりに工夫が必要でしょう。しかし、学校の定期テストは基本的に学校の教科書・ワーク・プリント・ノートで事足ります。

学校の教科書、ワークは良く練られています。教科書に書いてあることを隅々まで理解し、ワークの問題を全問正解できれば、かなりいい点を取れるはずですよ。

少ない教材を隅々まで理解する方が、塾の課題とか市販の問題集を色々揃えてあれこれやるよりも遥かに効率が良いです。

教材が多すぎると、どれも中途半端になります。中学生は部活など色々と忙しいですから、時間が足りないんです。ですから、問題は解きっぱなしで見直しをしない、教科書の音声教材は聞く暇が無い、だから新出単語の発音が分からない。こんなことが多発してしまいます。

もっと言うと、今の中学英語は分量が多い!単語数だけでも1990年代の倍。教科書の本文も、それなりの量があるんですよ。ですから、小さい頃から英語教育に力を入れていた生徒以外は、まずは学校の勉強をしっかりしよう、と伝えたいです。

とはいえ、自習だけで良い成績取れたら苦労しないよ!という苦情が聞こえてきそうです。そこで、次は学校の教材だけでどうやって試験対策をしたらいいか、説明します。

Step0. 試験勉強の計画を立てる

試験勉強は遅くとも、中間テストなら2週間前から、期末テストなら3週間前から本格的に始めると良いでしょう。苦手科目は更に1週間前から取り組んでおくと安心ですね。

自分で時間割表を作り、この日は何を勉強するなど、計画を立てておきましょう。

大抵の場合、余裕をもって立てた計画のはずが、予定通りには進まず時間が足りなくなるものだと思います。その時は焦らず、計画を立て直しましょう。

全くの無計画でいるよりは、計画は立てた方が良いと思います。

Step1. 試験範囲の単語を覚える

まずは、基本中の基本、単語を覚えましょう。大切なのは、「意味・スペル・発音」をワンセットで覚えること。どれも欠けてはいけません。

音声を聞いて、発音して、紙に書いて、赤シートを使って、とにかく暗記しましょう。

単語は単体で暗記するよりも、文で覚える方が簡単です。新出単語が出てくる本文の箇所を使うのが良いでしょう。その際は、音声を聞くことも忘れずに。

Step2. 試験範囲の文法を確認する

文法事項は教科書・ノート・プリントなどにまとめてあるはずです。それらを見て、あたらめて文法を確認しましょう。

教科書本文には、新出の文法事項が盛り込まれています。該当する文を見て、和訳しましょう。和訳出来たら、英語にも訳しましょう。

文法を身につけるためには、問題演習が必須です。そのためにワークを使います。ここで注意してほしいことは、適当に問題を解かない、ということ。このユニットは現在進行形だから~と、問題をよく読まずにとりあえずbe動詞+ing形を空欄に書きこんでいるようでは、本質的な理解には至りません。

Step3. 教科書本文を和訳・英訳する

教科書本文はやはり大事です。新出単語・文法を覚えたか、本文全体を和訳する事で確かめましょう。

この際、和訳は紙に書きましょう。次に、この和訳を見ながら、英語に戻しましょう。この際、一字一句間違いが無いかチェックします。スペルミスはもちろん、三単現のs、前置詞、aやtheなどの冠詞などが抜けてないかも確認します。

これを何回か繰り返せば、試験対策はなかなか良くできたと言えるでしょう。

*最近の教科書の本文には、未習の文法事項や口語的表現(Sounds good. のような主語を落とした表現など)が普通に出てきます。そういった箇所は、文法的理解は出来なくて大丈夫です。

Step4. ワークは最低2回、間違った問題は更に1回解く

これは英語に限りませんが、ワークは何回か解いて、最終的に全問正解できるようにしておきましょう。

ワークを1回解いてまる付けをした後、間違った箇所や、たまたま正解した問題は、解説をしっかりと読んで、理解しましょう。そして、そこだけもう一度解いてみましょう。

最低もう1回はワークを解きましょう。2回目でも間違ってしまうことはあります。そしたら、また間違ったところの解説を読み、解き直しましょう。

解説を読んでも理解できない場合は、学校の先生や塾の先生に質問しましょう。質問をしないで放置すると、英語がどんどん分からなくなりますよ!

注意してほしいことは、まる付けをいい加減にしないこと。意外と、間違っているのに丸を付けてしまう生徒は多いもの。

スペルミス、大文字・小文字が間違っている、be動詞が抜けているなどのミスがあっても、気付かないでいると、、、テストでも同じミスをして減点されるかも知れませんよ。

ワークの問題を解く目的は、「問題を解くこと」ではありません。「自分は何が分かっていて何が分かっていないのかを知ること」です。なんとなく問題を解いているだけなら、それは時間の無駄です。

Step.5 教科書の会話練習やリスニング問題に取り組む

教科書には会話練習の箇所があります。学校で一度触れた程度では普通忘れてしまうと思います。ですから、テスト前には正しい文法で会話文を作ってみましょう。作文の練習になりますよ。

リスニングは練習するのが難しいですね。テストで同じ問題が出ることはまずありませんが、教科書のリスニング問題を2-3回解き直すと良いでしょう。

残念ながら、今時の教科書はリスニング問題には未習の文法や単語が盛りだくさん、、、本来ならスクリプトを精読したいところですが、やってもあまり意味が無いでしょう。

まとめ

以上、定期テスト対策の方法でした。特別なことは何もありませんが、単語・文法・発音を中心に勉強しましょう。

自習でどうにかなる場合もありますが、英語に一度つまづいてしまった場合は自習だと難しいと思います。その場合は、恥ずかしがらずに学校の先生や塾の先生にどんどん質問して、不明点を潰していきましょう。

「何が分からないか分からない」という場合は、個別指導をお勧めします。マンツーマンの指導で、何が分からないかを見つけていきましょう。

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